出版社内容情報
山岳怪談実話の名手による、山の霊気に満ちた怪談集霧の山道で背後からついてくる操り人形のような女性、登山中になぜか豹変した友人の態度、「死ぬ人の顔が見える」という三枚鏡……。登山者や山に関わる人々から聞き集めた怪異と恐怖を厳しい自然とともに活写する。
安曇 潤平[アズミ ジュンペイ]
1958年、東京都生まれ。ウェブサイト「北アルプスの風」を主宰。山登りと酒と煙草を愛する。99年、くも膜下出血を発症するも奇跡的に回復する。その後、サイト内にて怪談作品を発表。2004年、『幽』第二号から連載の「山の霊異記」でデビューする。08年に怪談集『山の霊異記 赤いヤッケの男』を刊行。怪談語りにも長けており、さまざまなメディア(怪談TV番組、『R25』、『ほんとにあった怖い話』など)で山の怪談の第一人者として取り上げられるなど活動の場を広げている。
内容説明
すれ違う登山者と挨拶をするたびに返ってくる怪訝な表情。焦燥感に囚われはじめた矢先、謎めいた男が告げた“事実”が恐ろしい「命の影」。友人と縦走する山道をずっとついてくる女性の動きが操り人形のようで不気味な「ついてくる女」、あまりの恐ろしさに、著者が山と距離を置くきっかけとなった体験「山を這う蟻」など、厳選した16話を収録。山とその裾野で遭遇した不思議なできごとを、美しくも厳しい自然とともに活写する。
著者等紹介
安曇潤平[アズミジュンペイ]
1958年、東京都生まれ。ウェブサイト「北アルプスの風」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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