角川ホラー文庫<br> 無惨百物語―みちづれ

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角川ホラー文庫
無惨百物語―みちづれ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041044643
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

出版社内容情報

怪異は、あなたのかたわらに。気付いてしまえば、もう戻れない。エレベーターを待っている背後に、毎日通り過ぎる路地の片隅に、長らく空いたままのアパートの隣室に……日常の風景に潜んだ怪異は、ある日突然姿を現し襲いかかる。読めばもう日常には戻れない、百の体験談

黒木 あるじ[クロキ アルジ]
1976年、青森県生まれ。現在は山形県在住。2009年に第1回『幽』怪談実話コンテスト・ブンまわし賞を受賞。著書に「無惨百物語」シリーズ、『全国怪談 オトリヨセ』『怪談実話 累』『狂気実話 穽』『怪の放課後』ほか。共著に『ふたり怪談』『FKB話 饗宴』『男たちの怪談百物語』『怪獣文藝』『怪談実話コロシアム 阿鼻叫喚の開幕篇』『ずっと、そばにいる』『狂気山脈の彼方へ』などがある。

内容説明

“怪異”は、私たちの日常のかたわらに潜んでいる。携帯電話に登録されていた見知らぬ連絡先。不審死が連続するアパートの一室。浴槽の下に落ちていた古びた人形。神社に奉納されていた黒い絵馬。遊園地跡の廃墟に残された観覧車。家の周囲を走り続ける足音…。違和感に一度気づいてしまったが最後、あなたも非日常へ「みちづれ」となる―。怪異に魅入られてしまった人々が遭遇した、理不尽で恐ろしい百の実体験談。

目次

第一声
こわれてきえた
としをかぞえる
しらすちゃん
たらちね
ばかなおはな
登録
きえない
ミラー
ぴあのさん〔ほか〕

著者等紹介

黒木あるじ[クロキアルジ]
1976年、青森県生まれ。2009年に第1回『幽』怪談実話コンテストでブンまわし賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

225
黒木あるじさんの本領発揮のもう最高の百物語集ですね。このカバーのオブジェは人により好みがあるとは思いますが中身はバッチリで著者は竹書房さんの著作だけでなく角川書房さんでも実にいい仕事をされますね。著者が最初は怪異を疑りながら最後は改めて納得する話。『臨死』C子さんは夫のHさんが心臓発作を起こしたが幸い命を取り留め目覚めた時に平野に咲き乱れる花畑と手前を流れる川を見たと言ってスケッチに描いた美しい絵を見て死後の世界ってあるような気がしたと聞いて初めは懐疑的だったが、実は彼は生まれながらの全盲だったのである。2021/02/11

ゆみきーにゃ

75
《購入》自衛隊のお話が何話かあり、主人に砲兵森ってわかる~?って聞いたら良く使うとのこと!幽霊には遭遇したことないみたいだけど。2016/09/18

夜間飛行

73
単純な怖さではない。思いがけない方向から襲ってくる怖さだ。次はこう来るかと思っていると、えっ、そっちからみたいなスリルがある。各話の題もよくできている。「しらすちゃん」「たらちね」「たなうら」「さんさんさん」…最後にこれらの題が鮮やかな像を結ぶ辺り、洗練された芸を見るようだった。何かを怒らせてしまった時や、人の邪念(絵馬に呪いを書く人もいるらしい)を受けた時に災いが起きるというならわかるが、呪いや祟りのとばっちりを受ける話も少なくなかった。そういう話から、自分の中にある理不尽なものへの恐怖を揺すぶられた。2016/08/14

HANA

67
実話怪談集。相変わらず上手い、兎に角上手い。今回は陰惨な話を中心としたらしいけど、その言葉に違わず今までの著者の怪談より嫌感がアップしているように思える。特に「ほどく」「おわりのことば」等の嫌さと言ったら……。話もただ提示するだけではなく、エッセイ調語り口調等様々な文体に加え話の順番にも気を使っていることが伺えそれにも好感が持てる。内容もオーソドックスな肝試しから自衛隊怪談まで、幅広く抑えるべき所は全て抑えている印象。玉石混交が当たり前な実話怪談にあって石が無い。久しぶりに怪談を堪能させてもらいました。2016/08/08

澤水月

45
「64」に全身総毛立つ、世間が大騒動時事とリンク。黒木あるじ怪談の素晴らしさは練りに練られた文章(普通の物書きなら5,6頁費やすところを1,2頁に削ぎ落としかつ余韻残す)だけでなく、本としての1編1編の並びまで考えつくされてることと改めて思う。磨き上げた粋を並べ冒頭のような奇跡も起きるのか。戦争について考えさせる項目も多いのにきっちり娯楽作にもなっている。章の題名も1文字もの、職業ものなどよく考えられ目次見るだけでワクワク。ハム…若い人に安心して「怖いよ」と勧められ、しかも学びや気付きもある夏に最高の1冊2016/07/25

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