出版社内容情報
十津川警部、姿なき連続殺人犯に挑む!!金曜日の深夜、二週続けて若い女性の殺人事件が発生した。十津川警部指揮の下、各刑事は必死の捜査を開始する。そんな捜査本部へ、犯人からの殺人予告状が舞い込む。姿なき犯人の正体とは……長編サスペンス
西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍。
内容説明
金曜日の深夜、2週続けて若い女性の殺人事件が発生した。残された手がかりから犯人の血液型はB型と判明。十津川警部の指揮の下、刑事たちは地道な捜査を続けていた。そんな中、捜査本部に“9月19日 金曜日の男”とだけ便箋に書かれた封書が届き―当日は何事もなく、夜が更けたかに思えたが、翌早朝、電話が鳴りひびいた。若い女性を恐怖のどん底に落とし込んだ姿なき犯人とは…。ベストセラー長編サスペンス・ミステリ。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うさっち
20
金曜日の深夜に発生する連続暴行殺人事件を十津川警部が追う。被害者の共通点は日焼けした若い女性だけでなかなか犯人がわからず面白かった。2019/11/01
fumikaze
11
「恐怖の金曜日」途中まで読んでから既に読んでいたことに気付く。でも結構面白かったのでまた最後まで読んでしまった。自分で気がついていなくとも危険はどこにでも転がっている。それと警察の内部も色々あるんだろうな。十津川警部と亀井がいつものように地道に犯罪の動機から犯人を絞り出す。警官の仕事は大変だが、この二人はいつも仕事をしているときがイキイキしているように感じる。本当はこんな仕事が必要ない世の中が良いのだが、ある意味羨ましくもある。2018/01/28
朱雨
9
十津川シリーズ。金曜日の夜に、若い女性が殺害される事件。本人の知らないところで、標的にされているかと思うと理不尽で恐ろしい。そしてこういった被害が取り上げられる話は、読んでいてつらくなります。2023/08/15
fumikaze
9
「恐怖の金曜日」(角川文庫)。毎週金曜日に起こる連続殺人事件のなぞを十津川警部が解く。読みやすく、一気読み。結構面白かったが、最後犯人が分かってからはあっけなかった。事件を解決するのは状況証拠だけではなく、動機が重要……現実の捜査でもそうなのだろうか?2017/09/22
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
5
平成28年 7月25日 改版初版。「勝手に列車祭」第55弾。改版された。2016/08/06