角川文庫<br> 雨の夜、夜行列車に

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角川文庫
雨の夜、夜行列車に

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041044599
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

シチュエーション、ブラックユーモア、ミステリー長編。講演旅行に行く元大臣と秘書。元部下と禁断の恋に落ちた、元会社員。その父を追う娘。この二人を張込み中に自分の妻の浮気に遭遇する刑事。今しも彼らは、同じ夜行列車に乗ろうとしていた。

赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。

内容説明

「今夜、九時の列車よ―」組織の金を盗んで命を狙われている逃走中の宮部は、自宅で彼を待ち続けている妻の亜紀子と、夜行列車で落ち合う約束をしていた。しかしその列車には、宮部を逮捕しようとする刑事たち、地方へ講演に出かける元大臣とその秘書、自殺しそうな元サラリーマンと駆け落ちしようとしている元部下など、各々の幸せを掴むための人たちが、乗り込もうとしていた。彼らを待ち受ける衝撃の結末とは―。

著者等紹介

赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

30
9時発の夜行列車に乗ろうとする人たちの半日くらいの出来事。東京駅のホームの場面になってからはどうなっていくかと。雨が降っていなければ…。2019/08/18

Mayrin

6
どんどん新しい人が出てきて戸惑った。しかし、安定の赤川次郎先生。読みやすく面白かった😸2019/03/24

IWASAKI Yohei

4
赤川さんの作品はあっという間に読み終わる。リズムがいい続きが気になって仕方がない。男と女が幸せを求めて行き着く先。ブラックだけど、最後はちょっとホッとしてしまう。2017/02/19

ユキ

4
徳間文庫版を覚えていないので新鮮に読めた。このタイトルと表紙が素敵。内容はいつもの赤川次郎さんワードがてんこもり。一番幸せになって欲しい人が幸せになって良かった。最後、少しだけ涙が……。(年かな)2017/02/05

hry

3
軽くあらすじを読み、表紙を見て、走行中の夜行列車での物語かと思ったら、列車が発車するまでの話だった。男女の仲になった登場人物たちそれぞれの思惑が、9時発車の夜行列車に集結する。雨降りの描写が多いのは物語のキーになっているからだとわかっていたけど、そういう終わり方に持っていくのかーというのが正直な感想。もし雨が降っていなかったら、結末は変わっていたのだろうか。行き着く先は同じような気もするが、最後の家族に救いを与えてくれたのは良かった。2017/03/11

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