出版社内容情報
戦う哲学者が、日本の「醜さ」に迫る!頭上には電線がとぐろを巻き、街ではスピーカーががなりたてる。美に敏感なはずの国民が、なぜ町中の醜さに鈍感なのか? 日本の美徳の裏に潜むグロテスクな感情、押し付けがましい「優しさ」に断固として立ち向う。
中島 義道[ナカジマ ヨシミチ]
1946年生まれ。77年、東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了、83年、ウィーン大学哲学博士。電気通信大学人間コミュニケーション学科教授を経て、現在私塾を開設。著書に『戦う哲学者のウィーン愛憎』『ひとを嫌うということ』 『哲学実技のすすめ』等多数。
内容説明
頭上には電線がとぐろを巻き、商店街や駅ではスピーカーががなりたてる。庭園や寺社の美しさには敏感なはずの日本人が、なぜ街中の醜さには鈍感なのか?日本人の美意識の裏に潜む、グロテスクな感情。親切を装った押し付けがましさに満ちた、無駄な警告サイン。誰も注意を向けていないのに繰り返し放される、無意味なアナウンス。戦う哲学者が、景観を醜くし、静寂を破る理不尽と無神経さに、断固として立ち向かう。
目次
1 ゴミ溜めのような街
2 欲望自然主義
3 奴隷的サービス
4 言葉を信じない文化
5 醜と不快の哲学
著者等紹介
中島義道[ナカジマヨシミチ]
1946年、福岡県生まれ。東京大学教養学部並びに法学部を卒業。77年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。83年、ウィーン大学哲学科修了。哲学修士。元電気通信大学教授。専攻は時間論、自我論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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