出版社内容情報
あなたのお願い、プランナーズが叶えます――。元気がもらえるお仕事小説!厳しい就職活動を経て雛子が唯一受かった小さなマーケティング会社「プランナーズ」。個人から企業の依頼まで何でもアイディアを売る会社だ。担当することになったのは頑固親父が営む蔵元の再生で……!?
梨沙[リサ]
著・文・その他
内容説明
就職活動61社目にして、ようやく雛子が受かったのは「プランナーズ」というマーケティング会社。商品開発、孫へのサプライズから男女の別れ話まで、何でもアイディアを売る奇妙な会社だった。研修期間を終え、自分がメインで案件を担当することになった雛子は、強面な先輩や広告代理店の男性社員に助けられつつ昔ながらの蔵元の顧客開拓に挑むことに―。はたして依頼を成功させる「秘策」を見つけることができるのか!?
著者等紹介
梨沙[リサ]
2004年にWebサイト「小部屋の小窓」を開設。同サイトに連載していた『華鬼』が書籍化されデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
96
二作続けて学生時代のいじめ、トラウマのある主人公ものを読んでしまった。でも、二人ともよい仕事に、職場に巡りあえてよかった。鏑木さんとの間に何かあったみたいで気になる。続きがあるのかな。2021/11/13
よっち
38
聴覚過敏症に起因する苦い過去を抱え、就職活動に苦戦していた雛子。ようやく受かった何でもありのマーケティング会社「プランナーズ」で依頼を成功させるべく奮闘するお仕事小説。不運も重なった苦い過去の失敗からすっかり自信喪失していた雛子。けれど蔵元の立て直しに奔走したり、息子の代わりに旅行に連れて行ったり、なかなかうまく行かなくても諦めずに真摯に向き合う気持ちだったり、そんな彼女を支えてくれる先輩たちの協力で乗り越えてゆく展開は良かったですね。気になる関係もいくつかあったりで、続きがあるならまた読んでみたいです。2018/04/16
のんちゃん
23
就活失敗続きの雛子がやっと受かった会社は「プランナーズ」という様々なアイディアを売るマーケティングの会社だった。息子の代わりに旅行へ老親を連れて行ったり、クロスワードパズルを作成したりと、言わば何でも屋さんである。そこで今回、雛子に与えられた指令は傾きかけた蔵元を立て直す秘策。だが、当の蔵元の社長はそれを拒否し…と言うお話。雛子の周りの人々が優しい。こういうお話は安心して読めて好みだ。雛子のトラウマになっている、自身の特殊能力という設定も興味深かった。ちょっぴり、サスペンスも入っているのもワクワクだ。2018/03/31
YAKO
16
(感想追加しました‼️ ) なんか仕事頑張りたいって思いました。読み始めは、内容がわからなくて頭に入りにくかったんですが、雛子ちゃんのことがわかり出して、楽しくスイスイ読めました✨ 辻さん、鏑木さん、どっちもいい??? 次作あるといいなぁ☺️ 追伸、他の方の感想で気付くなんて?? ってところがありましたよ?? 読み返しちゃった??2018/06/10
よっしー
14
う~ん、個人的には合わなかったなというのが、読了後の感想です。聴覚過敏が原因で孤立した人生、そこから社会人となって心機一転。と言うわけでもなく、あまり共感出来なかったです。 ただ、お酒は気になったので飲みたい気持ちと共に、果実酒作ってみたいとなりました。2019/07/23