出版社内容情報
私が大怪盗の見習いに!? 貧乏伯爵令嬢、人生の最大のピンチ!!貧乏伯爵令嬢・メアリは、貧乏暮らしで社交界デビューを諦めている16歳。そんな彼女が皇太子アルフレイの密命を受け、宝石『月の涙』を盗むことに! しかも警備担当は、幼なじみのエリート警部・ハーバードで!?
伊藤 たつき[イトウ タツキ]
熊本県在住。「アラバーナの冒険者達」で第4回ビーンズ小説大賞の奨励賞を受賞。同シリーズは全10巻まで刊行。その他に「あやかし江戸物語」全6巻、「白桜四神」シリーズがある。
あき[アキ]
イラストレーター、漫画家。繊細なタッチで描かれる魅力的なキャラクターが、カリスマ的な支持を得る。
内容説明
「これが最後のチャンスだ―受け取らずに帰ってもいいぞ」皇太子アルフレイが差し出す仮面を、メアリは手にした。「わたしは今日から怪盗ルビィ。あなたの命令をやり遂げます」社交界デビューも諦めるほど貧乏な、でも堅実な伯爵令嬢メアリ。彼女は“とある事情”でアルフレイの密命を受け、宝石・月の涙を盗むことに!しかもルビィを追うのは、幼なじみのエリート警部・ハーバードで!?秘密と恋の怪盗活劇、開幕!!
著者等紹介
伊藤たつき[イトウタツキ]
第4回角川ビーンズ小説大賞にて“奨励賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蝶よ花You
33
話の内容としては、某怪盗マンガ「怪盗○イント○ール」の英国風・ちょっとだけ大人版、といったところでしょうか。造りは怪盗物と言っても、あきさんの絵柄も相まって可愛らしい印象。文章だけだと主役二人(メアリは怪盗バージョン)はもっとシャープな印象を受けますが、怪盗であるメアリと警官としてのハーバードでは無く、あくまでも、ちょっと危なっかしいところもあるけれど、放っておけない程可愛らしいメアリと、そのメアリを今はまだ妹として大切にするハーバードを主体とするからこその雰囲気なのかと。安心して読める作品です。2016/09/25
ぐっち
22
怪盗をすることになった令嬢・メアリを追うのは幼なじみのハーバード・・・英国でひとりキャッツアイ的なお話ですね!最初は、こんな小娘に頼らないといけない王子も人脈ないな、とか、エピソードがバラバラしてない?とか思うのですが、だんだんまとまってきてなるほどでした。ハーバードにばれないかドキドキするし、王子の毒舌もくせになりますが、今のところごひいきは執事のエリックです。ヒーローになれそうな人材が3人もいて豪華。続くといいな。2016/06/25
葉月たまの
19
怪盗ものというより、今回は推理ものっぽかったー♪。でも、面白かった♪。ハーバードさんも好きだけど、アルフレッドさんも好きだし、エリックさんも好きだし、誰との恋を応援するか悩む><。2巻も楽しみ♪。2016/11/01
ことり
13
とある事情により、怪盗ルビィになるメアリ。見習い状態とはいえ、機転と度胸が備わったしっかりとした良い子で好感が持てました。変装術でこれから色んな面が見られるのも楽しみなところ。幼なじみで警部のハーバードとの怪盗としての大人なやり取りにドキドキでした。意識してるけどお互い恋未満の二人がどうなるのか気になるし、両親の事や謎の人物など、まだまだ事件が起こりそう予感なので、次巻も楽しみです。にしても、執事の元職業って……。2016/06/05
shizuca
9
可愛い話でした。メアリとハーバードの関係はまだまだ兄と妹のようなものなので、ルビィ相手に見せた獣なハーバードをメアリに見せるのはまだまだ先になりそうですね。メアリが怪盗できるのかとてもはらはらしましたが、彼女の周りがハイスペックでよかったです。エリックの過去気になります。2017/03/26