角川スニーカー文庫 東京侵域（インローデッド）：クローズドエデン〈０３〉人類の敵ＶＳ人類の敵

岩井 恭平【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 388p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041042984
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

どれだけ傷ついても、どれだけ絶望に囚われても、戦うことを諦めない。決死の“東京”侵入で、“スポット”と“ハーメルン”への手がかりを失った蓮次たち。活路を求める叶方は最後の手段――人気アイドルＫＡＮＡＴＡとして救務庁に潜入する。しかし、“奪還派”の起こしたクーデターに巻き込まれ!?　一方、別行動を取る蓮次にも救務庁の刺客が迫り、決死の逃亡劇が始まる。全世界を敵に回しても走り続ける蓮次。命をかけて希望を繋ぐ叶方。送る者と征く者――二人の魂と絆をかけた戦いが始まる!!

岩井　恭平［イワイ　キョウヘイ］

しらび［シラビ］

内容説明

決死の“東京”侵入で、“スポット”と“ハーメルン”への手がかりを失った蓮次たち。活路を求める叶方は最後の手段―人気アイドルＫＡＮＡＴＡとして救務庁に潜入する。しかし、“奪還派”の起こしたクーデターに巻き込まれ！？一方、別行動を取る蓮次にも救務庁の刺客が迫り、命がけの逃亡劇が始まる。全世界を敵に回しても走り続ける蓮次。命をかけて希望を繋ぐ叶方。送る者と征く者―二人の魂と絆をかけた戦いが始まる！！

著者等紹介

岩井恭平［イワイキョウヘイ］
茨城県水戸市生まれ。某大学理工学部卒業。第６回角川学園小説大賞にて優秀賞を受賞。『消閑の挑戦者　パーフェクト・キング』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

大切な人を取り戻す為に戦う少年少女の姿を描いた物語の3冊目。決死の"東京"侵入で"スポット"と"ハーメルン"の情報を失った蓮次たちの新たな戦いが始まる話。もう心揺さぶられすぎて興奮が止まらん！蓮次を信じ命を懸けて彼に希望を託す叶方、血に塗れ目の前を絶望が立ち塞がっても止まらず征く蓮次、二人の覚悟の重たさと緊迫感ある怒涛の展開の連続は、本当に最高であっという間に読了するくらい夢中になってしまいました。これを読んで魂が震えないとかありえへんで。道が分かれても、信念は変わらない。今後どうなるのか楽しみです。

2016/05/31

[よっち]

決死の侵入で多くの人を救うもスポットとハーメルンへの手がかりを失った蓮次たち。窮地を打開するため叶方は気アイドルKANATAとして救務庁に潜入、別行動を取る蓮次にも救務庁の刺客が迫る第三弾。彼らを知る木村アルテミス捕縛を危惧する二人、見失ったハーメルンの行方、潜入したカナがまさかのクーデターに巻き込まれる展開。絶望的な状況からカナが託した情報を受け取ったレンが再びハーメルンに挑む展開はとても熱かったですけど、大きな成果を得た今回が転機になると同時に、二人の今後がとても気になる結末でしたね…続巻楽しみです。

2016/05/31

[ナカショー]

期待していた以上のクオリティで非常に大満足です！最初から最後まで息がつかない展開の数々で一気に読んでしまいました。最後で互い別々の道を歩んでいくことになってしまったが、お互いの気持ちは全く変わることのないもので、そのシーンで不覚にも泣いてしまいました。次巻でますよね？お願いですでてください何でもしますから!!

2016/06/02

[ツバサ]

凄い面白かった。読んでて熱くなる作品。こんなに面白いのに続けられるか分からない状況ってやばいですよね。 レンが夢衣を助けるまで読みたいなぁ。そうじゃないとレンが報われない。

2016/06/04

[真白優樹]

生き残りを賭けてそれぞれ動き出す中、逃亡者として逃げることになる今巻。―――例え世界を敵に回しても、取り戻したいものがあるなら。やはりこの物語は最高だ、最高に面白い。変わりゆく世界の中で、例え世界に回してもレンは大切な人を取り戻すために血塗れになり這ってでも進み、カナは彼を信じその背を見送る。光と闇に別れる事になろうとも、世界がどれだけ残酷であろうともレンは決して歩みを止めず立ち向かう。彼こそ本当の意味でのヒーローなのだろう。歩みを止める訳にはいかない、大切な人を取り戻すために。 次巻も楽しみである。

2016/06/01