角川文庫<br> 八月の六日間

個数:
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
八月の六日間

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月04日 05時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041042175
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

山登りで、わたしの「部品」を取り戻す――心をほどく連作短編集。40歳目前、雑誌の副編集長をしているわたし。仕事はハードで、私生活も不調気味。そんな時、山歩きの魅力に出逢った。山の美しさ、恐ろしさ、人との一期一会を経て、わたしは「日常」と柔らかく和解していく――。

北村 薫[キタムラ カオル]
1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、15年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞した。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している。近著に『八月の六日間』『太宰治の辞書』『中野のお父さん』など。

内容説明

雑誌の副編集長をしている「わたし」。柄に合わない上司と部下の調整役、パートナーや友人との別れ…日々の出来事に心を擦り減らしていた時、山の魅力に出会った。四季折々の美しさ、恐ろしさ、人との一期一会。一人で黙々と足を動かす時間。山登りは、わたしの心を開いてくれる。そんなある日、わたしは思いがけない知らせを耳にして…。日常の困難と向き合う勇気をくれる、山と「わたし」の特別な数日間。

著者等紹介

北村薫[キタムラカオル]
1949年埼玉県生まれ。ワセダミステリクラブOB。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、2009年『鷺と雪』で第141回直木賞、16年第19回日本ミステリー文学大賞を受賞。エッセイや評論、編集の分野でも活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

259
仕事や生活で磨り減った気持ちを、登山で洗い流す短編集。主人公の女性編集者が凛として素敵です。仕事や生活という日常、登山という非日常、この差異が登山の魅力の一つかと感じた。主人公と様々な人との出会いと別れ。永遠に会えなくなる人もいれば、山で出会う人もいる。人は人生で何かを成すには、あまりに時間は短い。しかし後から同じ道を歩いてくれる人がいる、救いがある。この一文が心に響いた。作中に裏磐梯が登場し、会津出身の私は情景が目に浮かぶようだった。この作品を読むと登山がしたくなる。登山が趣味の同僚に相談してみよう。2016/08/20

おしゃべりメガネ

220
先日、ふとしたコトから山岳モノを立て続けに読了し、こちらの作品を思い出し、手にとりました。湊さんの『山女日記』とカブる感じがしますが、それはそれとして主人公の女性編集者の生きざまが本当にまっすぐで良かったです。物語の流れで主人公も年齢を重ね、仕事での立場も変わり、色々と考えさせられる場面もありました。登山に関する描写も道具や食事、天候に関する描写がとても読みやすく、やはりこういう作品を読むとド素人の私でも、勇気を出して山登りにチャレンジしたくなります。いつかきっとこの世界観がわかるようになりたいですね。2018/03/13

SJW

196
書かれているのは5つのコースで、その内3つは北アルプスの人気コース。季節やコースの若干の違いはあるものの4つのコースに行ったことがあり、装備も似ていることからワクワクしながら読み始めた。しかし、少し癖のある文章のせいか、さくさく進まず戻って読んだりして読むのに時間がかかってしまった。また1つ目のコース(表銀座)では自転車ロードからの美しい燕岳や危険ながらも知らないのは勿体ない東鎌尾根の難所が描写されていないのは不満。それから計画がずさんで山小屋に到着する時刻を地図と自分の体調から計算できないのに単独行2017/10/14

ももたろう

184
表紙の絵バーバラクーニーみたいで素敵。主人公は本の編集者で多くの情報を浴びたり作家さんとか多くの人との交渉や関わりが多くて…だから1人になって静かに自分と向き合って心を整理する時間が必要なのかも。山でも会社でも自分が立つ位置で見える景色が違う。苦手な人もいるけど素敵な出会いも助けてくれる人もいる。自分の体と心を感じてバランスを取る。準備はしっかり。焦らない。丁寧に。無理はしない。ユーモアを持つこと。小さな楽しみを持つことが大切ってコトだよね。題名は八月だけどいつ読んでも大丈夫。読後がとっても清々しいです。2016/11/15

相田うえお

176
★★★☆☆17076 しばらく積んでて8月になったら読もう!と開いたら9月,2月,10月,5月ときて、やっと8月かい!あえて8月にこだわって読み始める必要もなかったかな。これ読んでると、意識してるわけではないのですが頭の隅に湊かなえさんの山女日記が。。まあモチーフは近いんですが異なる攻め方だったので楽しく読めました。山。。好きです。。ただ山登りじゃなくて当方は山降り。美しい雪景色見ながらスキーで降りていく、といってもダラダラじゃなくて爆走ね。風や加速度,振動を体で感じるんで痺れる〜。2017/08/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11024118
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品