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角川文庫
ミヤマ物語〈第2部〉結界の森へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041041970
  • NDC分類 913.8
  • Cコード C0193

出版社内容情報

昼と夜、明と暗、透流とハギ。二人は互いを信じることができるのか!?死罪を言い渡された母を牢から逃がしたために、兵士から追われ負傷したハギは、ウンヌと異世界が繋がった森で透流に助けられる。透流の家で目覚めたハギは「ヒトはマノモノ」と怯えるが、介抱されるうちに徐々に心を開き自分たちの世界の話を始める……。絶対権力者のミド、厳しい階級社会、「ヒト」は恐ろしい存在で言葉にしただけで口が腐る、と言われていたこと。ミドさまが「マノモノ」から村を守っていると言われている事。そのミドさまの飲み水を汲む母親がわずかな過ちで死罪を言い渡されたこと。「おかかが殺されてしまう。おかかを助けて」ハギの必死の訴えに透流はウンヌの里へ戻ることを決める。自分がハギに出逢うために雲濡にきたことを悟る透流だった……。二人は、目の前に現れた梟の声に導かれて森の奥深くに入っていった。
大人気作家のファンタジー大作、第二部!

第一章 始まりの始まり
第二章 雲濡とウンヌ
第三章 ウンヌへ
第四章 戦いの森
第五章 再会のとき

あさの あつこ[アサノ アツコ]
岡山県生まれ。大学在学中より児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。
『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞受賞。「NO.6」シリーズ、「燦」シリーズ、『グラウンドの空』、『敗者たちの季節』『もりもり森のネコロッケ』他、その著作は絵本から時代小説まで幅広いジャンルに亘っている。

内容説明

夜の世界「ウンヌ」。死罪になる母を牢から逃がしたため兵士から追われたハギは、傷を負い森に逃げ込んだところを、別次元から迷い込んできた透流に助けられる。森はなぜか現代の雲濡と繋がっていた。透流の家で目覚めたハギは自分とは違う肌色を「マノモノ」と呼び怯えるが、介抱を受けるうちに心を開いていく。彼に強く心を動かされた透流は、ハギの母を救うため、彼とともに再び森へ向かう!ファンタジー大作、第二部!

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。大学在学中から児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

honoka

42
ハギとハギの母親トモが互いを大切に大切に想っているのになにか救われる思い。ハギと透流の出会いは現代社会の格差やいじめなどの問題定義をも浮かび上がらせる。ハギは歪められた自分の世界を救えるのか、透流の存在はその名の通り必然なのか。あっと言う間に読めるのでもどかしい。早く続き読みたい。2016/08/02

空太

8
透流がついにウンヌへ入って行きましたね。ハギといつのまにか強い絆ができていて少年尊い…とひとりでうめいております。少年2人の物語はあさのあつこさんの真骨頂だと思っています。バッテリーしかりNo.6しかりMANZAIしかり…。はらはらするところで切っちゃってるんで次の巻も楽しみです。2016/07/31

なんぱん

7
マノモノであるトオルをみんなが恐れる中で勇敢に立ち向かうジュゲさんかっこいいです。うわさに惑わされず、自分の目で見たものを信じ、信念に従って行動する様も素敵でした。2017/02/07

カゲツナ

7
別世界の透流とハギが助け合う姿はいい。人はマノモノだと思っていたのにね。そして母を救うことが出来るのかとハラハラドキドキ。 偽りが真実とされているハギの世界は、身分の違いで虐げられていて憤る。 最後には透流が。 またいいところで終わった。第三部が気になる。2016/08/01

ネズミ

5
ジュゲがかっこよかったです。なんか少しずつ、ウンヌの秘密が暴かれそうな…ミドさまの正体とか。2016/08/19

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