出版社内容情報
ご存知あさたろうと、にんにくにきちの東海道二人旅。今回は人情渡し舟、あっと驚く出会いもあって……。見て、読んで、うなって、親子で楽しむ浪曲絵本。待望の第三作目。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
著者等紹介
飯野和好[イイノカズヨシ]
1947年、埼玉県秩父に生まれる。長沢セツモード・セミナーで水彩・風俗イラストレーションを学ぶ。絵本に、『わんぱくえほん』(偕成社)、『ハのハの小天狗』(ほるぷ出版)、『しゃべる詩・あそぶ詩・きこえる詩』(冨山房)、『そうじき』『あるのかな』(以上すずき出版)、『妖怪図鑑』(童心社)、『あくび』(文渓堂)、『むかでのいしゃむかえ』『ねぎぼうずのあさたろう その1』〈第49回小学館児童出版文化賞受賞〉『ねぎぼうずのあさたろう その2』(以上福音館書店)、挿絵に、『方言どこどこ?』『おもちゃ屋のクィロー』(以上福音館書店)、『桃子』(旬報社)、『小さなスズナ姫』シリーズ(第11回赤い鳥さし絵賞受賞・偕成社)などがある。「ユリイカ」(青土社)の表紙や雑誌「おおきなポケット」(福音館書店)の挿絵などを描くほか、人形芝居の美術・衣装、絵本セミナーの講師など、多方面に活躍中。東京都在住
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感想・レビュー
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KAZOO
134
ねぎぼうずのあさたろうも3冊目になると若干浪曲調あるいは講談調になってきました。しかも少し長くもなっています。子供向きというよりも大人向きになってきた感じです。仲間が増えていますが、さらに・・・・。2017/03/29
どあら
17
図書館で借りて読了。悪役があまりにも悪人顔なのが笑えます(^○^) 2017/03/24
マッピー
15
この辺りから本気でシリーズ化を考えたのでしょうか。今回は、あさたろうのお父さんの話が出てきます。左眉の上に三日月の傷があるあさたろうのお父さん。でもって、あさたろうたちのピンチを救ってくれた見知らぬ旅人の顔にも…。さて、次作でお父さんの謎は解けるのか?たねいものぶんぞうに「よくもこのおれのかおにどろをぬってくれたな」と詰め寄られたあさたろうのお父さん(と思われる)が返した一言。「なにいってるんでい。おめえのかおなんざ、さいしょっからどろだらけじゃねえか」確かに。2023/08/28
ぐりとぐら
14
(その2未読)。いつの間にか、ニンニクのにきちと二人旅になっているあさたろう。行倒れのおみつを見つけ、近くの寺に運ぶと、おみつの奉公先からの追手が現れ…。ピンチに現れ、追手に金を渡して追い払い、名前も名乗らずに去っていったあの人は…どうやらあさたろうのとうちゃん??なかなかアツい展開になってきたな~。2023/01/27
izw
12
「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズは順番に読むことを諦めているが、その3を図書館で見つけたので借りてきた。2月25日に富山に日帰りで行った帰りの新幹線で読もうと座席のポケットに入れたのだが、他の本を読んでいうちに眠ってしまい、上野で降りるときに忘れてしまった。すぐに改札口で問い合わせたが見つからなかった。2日後図書館から長野駅に届いているという連絡があり、3月3日に車で富山に行く途中で長野駅で受け取ることにした。この巻はあさたろうが父親に出会う内容だが、この本自体がどこを旅してきたのかと思うと感慨深い。2018/03/03