出版社内容情報
起業、転職、左遷、解雇――。40歳は人生の転機!
ビジネスの第一線で活躍する4人のサラリーマンが40歳で迎えた転機。このまま定年まで今の会社で働き続けるのか? それぞれの人生を賭した決断を描く。著者自身による、後日談を含むあとがき解説を収録。
【著者紹介】
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内容説明
部下の不祥事の責任を取って退職した証券マンは、チョコレート職人への転身を目指し単身スイスで修業を始める(『エリートの転身』)。派閥争いに巻き込まれ、些細な理由で会社から懲戒解雇にすると脅されたサラリーマンが、重役と刺し違える覚悟で会社に闘いを挑む(『エリートの反乱』)。転機を迎えたサラリーマンの生き方を、厳しくも温かい眼差しで描いた珠玉の4編。組織で働く全ての人たちへの応援歌。著者によるあとがき解説収録。
著者等紹介
高杉良[タカスギリョウ]
作家。1939年東京生まれ。専門紙記者・編集長を経て、75年『虚構の城』でデビュー。以後、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっとん
43
起業や左遷などをきっかけにエリートサラリーマンが転身を遂げる4つの話からなる短編集。 どの話も時代設定が古めなので多少の違和感はありましたが、どれも読み応えのある面白い話ばかりでした。 表題作の「エリートの転身」は良くできたサクセスストーリーだと思っていたら実話を基にされているとのことで驚きです。 ストーリーとしては「エリートの反乱」が一番好みでしたが、勧善懲悪を期待していただけに不完全燃焼なまま終わってしまったのが少し残念…最終話だけにスカッと終わってほしかったかな。2021/10/28
tacacuro
7
サラーリマンの転身、左遷、派閥抗争を実話を基に小説化したもの4編。表題作はハッピーエンドだからか、実名で語られている。残りの3編はクライマックスで終わっちゃう感じで、蛇足でいいから後日談が欲しかった。同年代のサラーリマンには語らずとも知られた話なのかもしれないが。2017/03/05
masa
7
あとがきを読んで、事実がベースになっていると知り、少し驚き。特に、表題作「エリートの転身」でのエリート証券マンからショコラティエの転身はなかなか思い切った決断。事実は小説より奇なり、という驚きの展開。内容は、エリートサラリーマンが遭遇する転職、左遷、解雇等を描いた短編集。ただ、いずれも結末までは書かれていないので消化不良の感じは否めない。社内の権力抗争や人間関係など、時代設定もやや古めかしい印象。自分なら本当にこんな行動をとるのか、いろいろな登場人物に当てはめて考えてみても、違和感がある点が多々あり。2016/12/08
330
7
それぞれ結末まで記述がなく、残念。続きはそれぞれでなのかもしれないが、モヤモヤ感満載。2016/07/16
モビエイト
7
社内政治の大変さ、狡猾な上司がいると組織が歪んでいく様がわかります。2016/07/14
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