角川文庫<br> ビアンカ・オーバースタディ

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角川文庫
ビアンカ・オーバースタディ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 188p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041037188
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

文学界の巨匠、筒井康隆初のライトノベル、文庫化!ウニの生殖の研究をする超絶美少女・ビアンカ北町。彼女の放課後(オーバースタディ)は、ちょっと危険な生物学の実験研究にのめりこむ、生物研究部員。そんな彼女の前に突然、「未来人」が現れて??!

筒井 康隆[ツツイ ヤスタカ]
1934年大阪府生まれ。同志社大学文学部で美学を専攻。「虚人たち」で泉鏡花文学賞、「朝のガスパール」で日本SF大賞、「夢の木坂分岐点」で谷崎潤一郎賞、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、「わたしのグランパ」で読売文学賞を受賞。

いとう のいぢ[イトウ ノイヂ]

内容説明

あらゆる男子生徒から熱視線を浴びまくる超絶美少女・ビアンカ北町は、生物研究部員としての生殖の研究が大好き。ウニを使ったいつもの実験に飽き飽きしていたところで、ついに閃いてしまう。毎日凄まじい愛の波動を送ってくる可愛い後輩・塩崎哲也に、研究に協力してもらおう!そんな中、部活の先輩・千原信忠が実は未来人だったと判明して!?まさかまさかの美少女ライトノベル、まだ見ぬ筒井康隆の新世界、開幕!

著者等紹介

筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年大阪生まれ。同志社大学文学部卒業。主な作品に『虚人たち』(泉鏡花文学賞)『夢の木坂分岐点』(谷崎潤一郎賞)『朝のガスパール』(日本SF大賞)「ヨッパ谷への降下」(川端康成文学賞)『わたしのグランパ』(読売文学賞)などがある。ほか、フランス・パゾリーニ賞、菊池寛賞受賞。フランス・芸術文化勲章シュバリエ章、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

61
巨匠 筒井康隆が描いたこてっこてのライトノベル。ここまでやるか、という位の王道のオンパレードに、続きがありそうなラストまで含めてラノベでした。ときおり挟まる説明が、きちんと書かれていて逆に面白い。ネタは代表作のセルフパロディですし、、大丈夫なんでしょうか。これをどこに行っても先生と呼ばれる人が書く、というシチュエーションまで含めて、筒井康隆だからこそできる遊びなんでしょうねー。2016/06/09

hanchyan@自己ベスト更新

51
あっという間に読み終わっちゃった(笑)。そもそもラノベ自体がどんなジャンルなのか個人的にいまいちよくわかってないので迂闊なことは言えないんだが、本作はなるほど「文章について五月蝿い事細かい事をくだくだいわず、筋立ての面白さを追う小説」なのだなとは思う。一方で、やたらセクシュアルだがエロくないなあという印象なので、本作のそれが一般的だとすれば「萌え」については、自分もしかして根本的なカン違いをしてるのかも。「セクシュアリティの希薄なエロチシズム」のことだと思ってたんだが…違うの?どなたかご教授のほどを!2016/06/18

まりも

48
文学界の巨匠筒井康隆先生がラノベ界に殴り込み。美少女北町ビアンカが精液求めて、色々する話。こいつはひでぇや(褒め言葉)流石は筒井康隆、フィールドが変わってもやる事はほとんど変わりませんな。数年ぶりの筒井康隆作品でしたが、十分楽しめました。この破茶滅茶具合は大御所やから許されるんだろう。エロありちょっとしたラノベ批判も入ってたりと、本当に好き放題な物語でした。挿絵の人面カエルには腹筋崩壊しそうになったわ(笑)2016/05/31

そら

46
巨匠、真面目に(?)遊んでますよね、ふざけてますよね(笑)。それも自作の「時かけ」で。ぶっ飛んでて面白かったですが、これを面白いと言うのは恥ずかしい。。(^^;)。設定が強烈な下ネタありきなので。下ネタは苦手なので、巨匠の作品でなければきっと最初の1/4までもたなかったです(笑)。いや~、なかなか楽しかった(^^)。2020/10/05

ジンベエ親分

43
筒井康隆が書いた初のラノベ!ってことだけど、自ら「日本初のラノベは自分が書いた『時を翔ける少女』だ」とか言ってたのはどーなる?(笑) にしても筒井先生…相変わらずやりたい放題(笑) サブタイトルがすべて「○○のスペルマ」だもんな(笑) 想像してごらん、未来世界でのバトルシーンを(笑) そりゃもう筒井節全開の悪夢のような…(笑) ラノベではあるが(ほんとにラノベなのか?これは?笑)、筒井作品としては上級編なのではなかろうか。美少女マッドサイエンティストが繰り広げるエロナンセンスドタバタ(誉めてます笑)2018/03/06

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