出版社内容情報
米屋の入り婿・角次郎、新米の輸送競争《新米番船》に出走す!旗本家次男の角次郎は縁あって米屋の大黒屋に入り婿した。米の値段が下がる中、仕入れた米を売るために、角次郎は新米を江戸に運ぶ速さを競う新米番船に参加する。妻と心を重ね家族一丸で米屋を繁盛させていく物語。
千野 隆司[チノ タカシ]
著・文・その他
浅野 隆広[アサノ タカヒロ]
イラスト
内容説明
旗本家次男の角次郎は縁あって米屋の大黒屋に入り婿した。関宿藩での藩米横流し事件の解決を助太刀した功により、大黒屋は関宿藩の御用達となった。今年は稲が豊作で、米の値段の下落も予想される中、新米の輸送競争“新米番船”が行われることを知った角次郎は、仕入れた米を売るため、出走を決意する。妻と少しずつ心を重ね、家族一丸となって米屋を繁盛させていく物語。“入り婿侍”シリーズ関宿編、待望の第2弾。
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から「第二の藤沢周平」と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baba
31
今までが商いの話しが中心でそろそろ飽きたなと感じていたら、今回は船を使った陰謀あり、妨害ありの大きな展開。角次郎の働き、万季の健気な気配りなど満載。楽しめました。2016/02/08
葵
26
米屋に婿入りした旗本次男坊の角次郎のお話。続編の第2巻。深い謎があるわけではなく展開も予想できるのだが、水戸黄門を観るような楽しみでハマって読み続けている。豊作で米を売るのに困る大黒屋。そんな折、新酒番船に倣った、新米を積んだ船が先着を争う「新米番船」に参加することで評判をあげようと挑む大黒屋。ライバルからの嫌がらせの事件がおこる中、角次郎も船に乗り奮闘する……。角次郎が船でまで活躍するのは出来過ぎだが、主人公だしそうなると思ってたし(笑)予定調和もよい。お万季ちゃんが無事出産したようでよかった。2024/04/07
はにこ
26
凶作で苦しんでいたが、今度は豊作で売りさばきに四苦八苦する大黒屋。とれないのもダメだけど、豊作すぎるのも大変。商売は難しい。そんな中、舞い込んできた新米番船の話。先日、佐伯先生の新酒番船を読んだばかりだったので、良い予習だったなぁと思った。歳を取りつつある善兵衛がやや気になる。2021/02/02
ベルるるる
26
関宿から江戸両国橋下まで250俵の新米を競争で運ぶ。その「新米番船」に大黒屋が参加する事になる。悪者が邪魔するなかで、大奮闘の角次郎。2017/03/16
rokoroko
8
今度は豊作でコメの値段の暴落。そんなに大変なものとは思わなかった。あの利根川を米を運ぶのは大変だったろう。2017/07/08
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