角川文庫<br> 眩談

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角川文庫
眩談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041035528
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

いつか見た光景に滲む、不気味な違和感。記憶が過去が常識が、崩れてゆく。

僕が住む平屋は少し臭い。とくに薄暗い廊下の真ん中にある便所は臭く、そして怖い。ある日の夕暮れに、暗くて臭い便所へ向かうと……(「便所の神様」)。無職になった私は秩父にある実家に戻った。ただし私は家が好きになれない。得体の知れないシリミズさんが祀られている上に、中庭には変なモノが出る(「シリミズさん」)。暗闇が匂いたち、視界が歪み、記憶が混濁し、やがて眩暈をよぶ。京極小説の本領を味わえる8つの物語。解説は諸星大二郎。

内容説明

僕が住む平屋は少し臭い。とくに薄暗い廊下の真ん中にある便所は臭く、そして怖い。ある日の夕暮れに、暗くて臭い便所へ向かうと…(「便所の神様」)。無職になった私は秩父にある実家に戻った。ただし私は家が好きになれない。得体の知れないシリミズさんが祀られている上に、中庭には変なモノが出る(「シリミズさん」)。暗闇が匂いたち、視界が歪み、記憶が混濁し、やがて眩暈をよぶ。京極小説の本領を味わえる8つの物語。

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
小説家、意匠家。1963年北海道生まれ。94年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

74
文庫で再読です。眩暈を呼び起こすような不気味な日常の物語が8編収められています。匂うのは暗闇の世界、読んでいると歪んでいくような感覚に鳥肌が立ちました。それは物語の中で混濁する記憶の世界があるからでしょう。どこかで見たような光景が不気味な違和感として蘇る物語と言って良いと思います。2018/08/23

★YUKA★

50
京極ワールドにどっぷり浸かれました。本当にこの読んでる間、体にまとわりつくネットリ感がクセになります!『けしに坂』が怖かった((((;゜Д゜)))2015/12/31

みくろ

47
暗くねっとりとした恐怖。怪異といえばそうなのだけど、主人公たちがわりと認めないので"分からない、何かモヤモヤした存在"として書かれているのが特徴か。だからこそ不安感を煽られ、夢なのか現実なのか、こちらも分からないまま引き込まれる。個人的には「もくちゃん」「杜鵑乃湯」が怖かった。「もくちゃん」のような人って地域に必ずいると思う…そんな"困った人"に対する戸惑いや憤りがとてもリアル。でもその無意識な差別意識をラストに突き付けられた感じです。あと内容とは関係ないですが、本を開いてすぐの女の子の絵にぎょっとした。2015/12/17

佐島楓

45
ああ、厭な小説だなぁ。2016/02/07

眠る山猫屋

34
序盤は少々まごついたが、後半にはゾクリとさせられた。特に『むかし塚』の清涼感は素晴らしかった。いつ怖い話に変転するかとビクビクしながら読み進めていたが、際どいラインを走り抜けた先には爽やかとさえ云えるようなエンディング、これにはやられた。  総じて、隠してしまった遠くて薄れた記憶に追い詰められていく系統の、怖い話群だった。2016/01/18

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