限りなく完璧に近い人々―なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 520p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041033890
  • NDC分類 302.389
  • Cコード C0098

出版社内容情報

人生がつらいと感じている人はわずか1%! 「北欧の奇跡」の真実に迫る。デンマークが世界一幸福? 世界一税金が高いのに? 高齢化、社会保障、移民、格差、地方衰退。北欧諸国も私たちと同じ問題を抱えている。なのになぜ? 『英国一家、日本を食べる』の著者が幸福度の秘密に迫る!

マイケル・ブース[マイケルブース]
英国サセックス生まれ。トラベルジャーナリスト、フードジャーナリスト。2010年「ギルド・オブ・フードライター賞」受賞。パリの有名料理学校ル・コルドン・ブルーで一年間修業し、ミシュラン三つ星レストラン、ジョエル・ロブションのラテリエでの経験を綴った"Sacre Cordon Bleu"はBBCとTime Outで週間ベストセラーになった。

黒田 眞知[クロダ マチ]

内容説明

税金は高い、生産性は低い。高齢化、社会保障、移民、格差、教育、暴力、地方衰退。みんな私たちと同じ問題を抱えている。なのに、人生がつらいと感じる人はわずか1%!(デンマーク)。世界が注目する「北欧社会の奇跡」にぐいっと迫る!

目次

はじめに
デンマーク
アイスランド
ノルウェー
フィンランド
スウェーデン
終わりに

著者等紹介

ブース,マイケル[ブース,マイケル] [Booth,Michael]
英国サセックス生まれ。トラベルジャーナリスト、フードジャーナリスト。2010年「ギルド・オブ・フードライター賞」受賞。パリの有名料理学校ル・コルドン・ブルーで1年間修業し、ミシュラン三つ星レストラン、ジョエル・ロブションのラテリエでの経験を綴った“Sacr´e Cordon Bleu”はBBCとTime Outで週間ベストセラーに

黒田眞知[クロダマチ]
ニューヨーク大学大学院卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

119
『英国一家、日本を食べる』が大ベストセラーになった、旅行・フードジャーナリストによる北欧5カ国を巡る旅である。諄い英国ジョークと、一行ごとに現れる際どい皮肉(似た芸風のジェレミー・クラークソンが嫌いなのはよくわかった)で500頁を超える本でありながら、面白く読めた。2013年頃の状況なので、移民排斥派の台頭を深く憂いている。が、竿と袋が露宇戦争勃発を受け、NATOに急遽加盟を申請したのは、ナチスに対する反応とまるで違うなあと、感心したのであったことだよ。2022/05/01

こーた

74
となりの芝はいつだって青い。北の果てのスカンディナヴィア。一年のうちの半分以上は暗い冬に閉ざされ、税金は高く、産業も乏しい。寒さを紛らわすために酒ばかり飲んでいるせいか、平均寿命は決して長くないし、自殺率(冬が長いから当然だ)も離婚率も高い。なのにかれらが世界でいちばん幸福だと感じているのは、なぜか?その秘密を解く鍵は、同質性と結束力、そして豊かな自然にある(らしい)。みんないっしょで、みんないい。同じ景色を見ながら、同じものを良いと感じる。それが言葉を使わなくても互いに通じるからこそ、心地いい。⇒2017/07/30

bianca

42
著者の本は日本(食)、インド(ヨガ)に続き3作目。英国人らしいシニカルな切り口でとても面白い。奥さんがデンマーク人らしく現在はコペンハーゲン在住とのこと。表向きキラキラ輝くスノーフレークの様な好印象の北欧5か国の比較だが、著者は敢えてその陰に潜むネガティブ要素を中心に掘り起こしていこうという趣向。昨夏旅したご縁もあって、色々飛ばしてフィンランド編から読む。正直、辛口の著者がフィンランドを大絶賛していて驚いた。“スィス”という男らしさ(この場合、力の強さではなく、忍耐力や頼りがいのある静かな強さのことだ)→2019/12/26

R

37
英国人ジャーナリストが北欧について書いた本でした。実際に現地へいき調査や取材を重ねた上で、北欧の人とはどういう人々かという命題に挑んでいました。あまり馴染みがないけども、欧州ではおおよそ北欧とはこんな感じというセオリーがあるようで、そこと違う部分や、より面白い部分が英国人らしい皮肉とともに紹介されていて、なかなか楽しく読めました。フィンランド人とは是非友達になってみたい。2017/05/08

はるき

26
 憧れてやまない北欧諸国の現実がズラリ。なまじ近いだけに愛憎半ばで、歴史的にも重苦しかったりするのはどこも一緒か…。2020/12/23

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