ミステリから見た「二〇二〇年」

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ミステリから見た「二〇二〇年」

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334103828
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

新型コロナのパンデミックによって生活や社会構造が激変した2020年。この激動の年にミステリという文芸領域がこの時代をどう描き、どう解釈したのか? 新型コロナ、東京オリンピック、分断国家、政治腐敗、失われた三十年、ポリティカルコレクトネスと多様性……2020年以降の日本を象徴する出来事を扱ったミステリを通し観察することで見えてきたこととは? 圧倒的な読書量と鋭い分析力を誇る著者が、現代日本の歪みに物申す。

内容説明

新型コロナが世界を覆った二〇二〇年。それは、娯楽小説受難の時代の始まりだったのかもしれない。しかし。ミステリ作家は時代から逃げない。戦う評論家が、忖度なしでその成果を書き尽くす!新時代の名作・話題作から、現代の闇と希望を読み解く意欲的評論集。

目次

第1章 ミステリに描かれたコロナ禍
第2章 外れ籤としての東京五輪
第3章 閉鎖国家と分断国家
第4章 作品の内と外で
第5章 「失われた三十年」への道
第6章 正しくない人々の「正しさ」
第7章 亡霊に呪縛された国

著者等紹介

千街晶之[センガイアキユキ]
1970年、北海道生まれ。1995年、「終わらない伝言ゲーム―ゴシック・ミステリの系譜」で第2回創元推理評論賞を受賞。2004年、『水面の星座 水底の宝石 ミステリの変容をふりかえる』で第4回本格ミステリ大賞および第57回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

M H

18
新型コロナが初めて流行したのも東京五輪が開催予定だったのも2020年。作家たちはどう向き合い、どんな作品を上梓したのかを概観し、現状追認的なスタンスであれば指弾する一節も。わずかな時間差で新しいはずのトピックがパラレルワールドになってしまう困難性も取り上げられるが、全体的に政治批判的な意味合いを帯びた章が多く、森友学園や統一教会にも話題が広がる。そして、すべての章で言及される安倍晋三については作品数も印象も大きなものではないという。長くのびた影を見つめるには時間がかかるのか。2024/11/17

鹿ノ子

8
コロナ禍のみならず2020年前後の様々な社会的事象がミステリにおいてどのように描かれていったか、ということをテーマにした非常に読み応えのある評論集。小説以外にもドラマや映画についても触れていて参考になった。帯にあるように、まさに「ミステリ作家は時代から逃げない」のだ。2025/03/08

ともりぶ

5
2020年の出来事がミステリにどう関係したかの評論集。面白かった。小説の中でコロナ禍はどう書かれるのか当時結構気になっていたので、『ステイホームの密室殺人』の出版の速さにとても驚き、わくわくした記憶がある。東京オリンピックがパラレルワールドみたいになってた小説もあったな…。2024/09/27

keisuke

5
図書館。面白かった。今後も2020年、コロナは創作においてネックになったりヒントになったりするんだろう。スペイン風邪みたいに使うにはまだもう数世代必要だよな。ミステリだけじゃなくて他のジャンル、他のエンタメでもこういう解説読みたい。クドカンはコロナを随分色々な形で使ってるし。創作者ってのは大変だし、本当にすごいな。2024/09/14

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