内容説明
大正5年、東大在学中の芥川は、久米正雄・菊池寛らと創刊した第4次「新思潮」に「鼻」を発表、漱石の賞賛を得、異才はにわかに文壇の脚光を浴びた。『今昔物語』に取材の表題作のほか、人生の暗黒を見つめる理知と清新な抒情、卓抜な虚構と明晰な文体は、すでにゆるぎない作風を完成している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おぬち
27
文学、めっちゃくちゃ苦手なのですが頑張りました。辞書使いながらではなくチャットGPT使いながら読みました。羅生門は確かに素晴らしい。子供のころはよく分かったなかったけど、大人になるとまた変わるね。個人的には鼻がすきでしたけど、芥川龍之介の表現の仕方は芸術だなと思いました2025/04/27
てんぱい
7
どの作品にも雰囲気がある。散々悩んで自分にはこれ位しか感想が書けない。2012/08/15
チャー吉
3
学生時代の教科書以来の【羅生門】を読んだ。子供の頃は特に何も考えずに頭空っぽで読んでいたが、もしその頃から文学に興味を持っていたら今とは違う生き方や考え方だったのかな……当時は【羅生門】に出て来る老婆のモノマネとかしかしてなかったし。鬱々とした話やユーモアのある話と色々あったが、読み慣れてないと文章の古さに苦戦する。2025/05/02
takuchan
2
「羅生門」は衝撃。「鼻」と「芋粥」は解説を読み、自分がいかに浅読みかを思い知らされる。漱石とは違った暗さが漂う。2013/06/27
shiaruvy
1
羅生門はホラーだ。