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出版社内容情報
人間の世界とは異なるバケモノの世界。そこに迷いこんだ1人ぼっちの少年は、バケモノ・熊徹の弟子となり九太という名を授けられる。この二人の出会いがすべての冒険の始まり――!イラスト満載のスニーカー文庫版!
内容説明
「おめえ―、オレと一緒に来るか?」9歳の夏、ひとりぼっちで渋谷に佇む俺は、頭巾を被った男を追って、“渋天街”へと迷い込んだ。そこは人間の世界とは異なるバケモノの世界で、俺に声をかけた男もバケモノだったのだ!しかも、熊徹と名乗ったそいつは、俺に九太という名を授け、弟子にすると言い出して―!?ひとりぼっちの少年とバケモノ、2人の出会いがすべての冒険の始まり!イラスト満載のスニーカー文庫版!
著者等紹介
細田守[ホソダマモル]
1967年富山県生まれ。91年東映動画(現・東映アニメーション)入社。アニメーターとして活躍後、演出に転向。2005年フリーとなり、『時をかける少女』(06年)、『サマーウォーズ』(09年)を発表。両作品とも国内外で多数の賞を受賞、11年には自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
127
アニメ映画未見で読了。前の「おおかみこどもの雨と雪」ノベライズとくらべ、擬音頼りの描写は減ったし小説的書き込みも増えたように思う。が、主観が入れ替わる語りが効果的ではないし、むしろわかりにくい。特に致命的に感じるのはイメージ喚起力のない文章。読んでいて風景や人物がまったく立ち上がってこない。これが映画なら、確かに映像や色彩に圧倒されそうな気はする。映像を実況的に文章化して合間に説明が入る印象。だったら細田氏は映像作家に徹して、小説は文章から膨らみを出せる小説家にノベライズしてもらう方がいいんじゃないかと。2015/07/17
Yoshihiko
17
面白かったですが脳内補完するためには映像が必要なレベルの描写。映画を見てから読むのが正解かも?2015/07/17
ホシナーたかはし
11
映画版の放送に合わせて読了、書籍化しても映画版ままてのは珍しい。熊鉄、多々良、百秋坊の顔が、それぞれの声を当てた俳優さんそっくりなのが面白いしハマっていると思います。ただ、「サマーウォーズ」書籍版のような、映画版より踏み込んだ話が少なかったのが残念。映画版観る前に読んだ方が良いかもしれません。映画版観た後に読んだ私はちょっと失敗。蓮と楓のその後が気になる2016/07/23
Lee
9
映画見てから読みました。うーん。やっぱり映画はすごいなあと思いました。文字になると難しい。2015/08/07
sion
7
面白かったが映像で補完して終わる内容だと思いました。映画を見に行けないから小説を読んだのにうーDVDになるのを待つのか?大きな監督になりましたね。2015/07/21