出版社内容情報
生真面目な女子大生・琴音が始めたアルバイトは、青年実業家・白石周平の秘書。琴音は周平に惹かれ、ある「特別な関係」に堕ちてゆく。残酷な欲望と愛情を刻まれた琴音の行く末は? 『躾けられたい』改題。
内容説明
生真面目な女子大生の水沢琴音は、青年実業家・白石周平の秘書のアルバイトを始めた。琴音は優しく無邪気な周平に惹かれ、やがて愛人になる。そして初めての夜、周平は言った―「君を性的に調教したい」。戸惑いつつも、淫乱な「もう一人のわたし」に気付いていた琴音は彼を受け入れ、「調教」はエスカレートしていく。しかし、欲望と愛情で結ばれた二人を待ち受けていたのは、あまりにも残酷な運命で―。
著者等紹介
大石圭[オオイシケイ]
1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いっちゃん
9
エロイだけで、ストーリーを楽しむとかではなかったような。エロは面白いお話の中のスパイス的な存在でいい。2016/07/01
Thinline
2
同じ著者で前に読んだのは調香師で今回は調教師でした。読後はなんだか読んだことがあるような気がしたのでそろそろこの作家さんから卒業できそうだ。2022/12/09
エネ
2
設定的には、良く言ってシンデレラ。男に出会って、いい女になっていく……。毎度なことで、男も女もイカれていたが、どうも今までの人間関係からの心理状態が狂っていく描写が筋が通ってい好きだった……これは、イマイチ。 調教概論のような、あっさり感でした。2018/05/20
しぐ
1
ホラー文庫だし呪怨の人だし…とホラーだと思い込んで購入したから読んでびっくりした。SMやないかい!地道な女の子が男性の手によって調教されていく様子が描かれている。関係の終わりまで書かれるのかと思ったら中途半端なところで終わって「?」ってなった。子供時代を結びつけるのに無理があったし、こんなに頻繁に会ってるのにバレないのすごくない?2023/01/31
のろま君
1
地味な女の子が躾られる話。可もなく不可もなく。女の子の方がこういう本は刺さるんじゃないかなあ。2019/04/11
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- 和書
- 嵯峨野明月記 中公文庫