角川新書<br> 人間らしさ―文明、宗教、科学から考える

個数:
電子版価格
¥440
  • 電子版あり

角川新書
人間らしさ―文明、宗教、科学から考える

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月12日 02時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041029732
  • NDC分類 389.04
  • Cコード C0295

出版社内容情報

現代社会で失われているものの正体を〈癒し〉の文化人類学者が問いなおす!社会の過剰な合理化や「AI」「ビッグデータ」の登場により、ますます人間が「交換可能なモノ」として扱われている現在。どうすればヒトはかけがえのなさを取り戻すことができるのか? 文化人類学者が答えを探る。

上田 紀行[ウエダ ノリユキ]
著・文・その他

内容説明

社会の過剰な合理化や「AI」「ビッグデータ」の登場により、ますます人間が「交換可能なモノ」として扱われている現在。どうすればヒトはかけがえのなさを取り戻すことができるのか?文化人類学者が答えを探る。

目次

序章 人間をロボットのように語る人たち
第1章 データ化される私たち
第2章 人間らしさを問いなおす
第3章 利他の社会を顧みる
第4章 御縁のなかで生きる
第5章 人間らしい人を育てる

著者等紹介

上田紀行[ウエダノリユキ]
文化人類学者。東京工業大学リベラルアーツセンター長。1958年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。1986年よりスリランカで「悪魔祓い」のフィールドワークを行い、その後「癒し」の観点を最も早くから提示、現代社会の諸問題についてテレビ、新聞などで提言を行う。「人間としての教養」を合言葉に2016年4月からはじまる東京工業大学での教育改革を主導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

9
「悪魔憑きには明らかに固有の症状があり、精神疾患とは異なります。たとえば統合失調症の患者が悪魔祓い師のところに行っても「これは悪魔憑きじゃないから病院に連れていきなさい」と言われるのです。私なりに説明すると、悪魔が憑くのは三つの関係性が失われたときです。一つは人と人との関係であり、二つ目は自分の心と体の関係であり、三つ目は人と宇宙の関係です。ここで宇宙と言っているのは人を超えたもの、たとえば仏様や神様のこと…神も仏もない状態、つまりこの世の中身の置き場所がない状態になると悪魔が憑くようにできているのです」2020/04/17

skunk_c

8
東工大にリベラルアーツを組み込もうとしている文化人類学者が、データ化が進む「個人」が「ロボット化」しつつある現代に対し、いかに人間らしさを「取り戻す」かを説いた本。ご自身のフィールドであるスリランカの悪魔祓いと「共同体」的癒やしは面白い視点で興味深かった。また、新自由主義的拝金主義に対する強いアンチは共感する。だが、終章の東工大での試みについては、ちょっと理想論かな。関わる教授達が著者と同様の問題意識と熱意を持たなきゃ難しいのと、そもそももっと幼少時に「人間的感覚」を磨いていない限り、厳しいんじゃないか。2015/10/09

あっくん

7
読友さんが読んでらしたのを見て気になって購入。思いがけず親愛なるチャーリー・チャップリンの写真が入った帯に迎えられてご縁を感じた。そもそもこのタイトルが気になったのも、独裁者での最後の演説で人間と希望と平和を訴えるスピーチの影響があったかも知れない。「データ化される個人」「悪魔祓い」「農耕民の社会」と、そんな連帯があるのかとハッとする内容だった。代わりが利く存在と思う中ではご縁も掴めない。世界をよりよいものにする事が網の目のように広がる、なんて楽しいんだろうと希望が沸く。私も何か行動したい。2017/09/13

nizimasu

7
タイトルは堅苦しいけど帯にチャップリンのモダンタイムスの写真が出ていてピント来たので読んでみた。チャップリンが時計の歯車になる描写から冒頭著者が教鞭をとる東工大の生徒が女生徒から「人間味がない」と指摘されるエピソードから始まる。その理由を「人間がロボットであっても言い方が変わらないような人たち」といわれたことが本のアイディアにある。この人間味を感じないというのは何か。そこに人間のかけがえなさや本質論と構築論などの議論もイチイチ面白。中でも妻が女子アナだという著者の一期一会の出会いこそ人間らしさ。珠玉の言葉2016/01/06

くらーく

4
序章、面白いね。東工大生に対する女生徒の見方。まあ、そんなもんじゃないかねえ。逆もあって、何を言っても伝わらなかったり、相手の話が冗長で、結論は何?って思うもんじゃないの? とりあえず「かけがえのない人間」で、上田先生のお考えは分かった気になっている。 東工大が、上田先生や若松先生等でリベラルアーツセンターを作ったのは、英断だと思うわ。理系頭に、文系の思考力と芸術系のセンスを加えて、まぜこぜにすると、素晴らしい若者が出来るんじゃないかねえ。期待するわ。2021/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9817826
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品