出版社内容情報
数学をめぐる文通から
ぼくが人生について学んだこと
高校の数学の授業で出会った生徒と教師が三十年ものあいだ文通をつづけてきた。人生は浮き沈みを経ながら進んでいくのに、手紙に書くのは数学の話ばかり。ふたりにとって変わったものと変わらなかったものは。
担当編集者からのメッセージ
これは,生徒と先生の,ちょっと風変わりな友情の物語です。
数学教師のジョフリー先生と数学好きの少年ストロガッツは高校の微積分の授業で出会いま
す。先生はスポーツ万能でアウトドア派,カヤックでは国際大会レベルの腕前。一方のスト
ロガッツはそういったものに全く関心がなく,ふたりの唯一の接点は数学でした。
ストロガッツの高校卒業後,一風変わった文通が始まります。話題はもっぱら微積分。30
年にわたる文通のあいだに,ジョフリー先生は退職し,息子を一人失い,脳卒中を経験し,
ストロガッツは進路に迷った学生時代を経て大学教師としてのキャリアをスタートさせ,一
度目の結婚・離婚,二度目の結婚,肉親の相次ぐ死を経験します。けれども,手紙の中では
そうした個人的な事情には一切触れないのが暗黙のルールでした。
内容説明
「数学はそんなに多くは教わらなかった。でも今、彼がぼくに何をくれたのかようやくわかってきたように思う」。高校の数学の授業で出会った生徒と教師が30年ものあいだ文通をつづけてきた。人生は浮き沈みを経ながら進んでいくのに、手紙に書くのは微積分の話ばかり。ふたりにとって変わったものと変わらなかったものは。
目次
連続性(1974‐75年)
追跡(1976年)
相対性(1977年)
無理な話(1978‐79年)
シフト(1980‐89年)
ランチョンマットに書いた証明(1989年3月)
僧侶と山(1989‐90年)
ランダム(1990‐91年)
無限とリミット(1991年)
カオス(1992‐95年)〔ほか〕
著者等紹介
ストロガッツ,スティーヴン[ストロガッツ,スティーヴン][Strogatz,Steven]
1959年生まれ。コーネル大学教授(ジェイコブ・グールド・シュアマン応用数学教授)。1980年にプリンストン大学数学科を最優秀で卒業したのち、マーシャル奨学金を得てケンブリッジ大学トリニティカレッジに学ぶ。ハーヴァード大学で博士号(応用数学)取得。マサチューセッツ工科大学(MIT)勤務を経て現職。専門は非線形力学と複雑系
南條郁子[ナンジョウイクコ]
翻訳者。お茶の水女子大学理学部数学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kochi
しんすけ
兎乃
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