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内容説明
青年は乗艦を“深海棲艦”に攻撃され、死を覚悟した。しかし、突如として現れた九九式艦爆に、窮地を救われる。目にしたのは洋上で弓を引く美しい少女―瑞鳳の姿だった。後日、青年は特殊な理由により鎮守府の提督に抜擢される。そこには“艦娘”という少女たちがいた。なんと深海棲艦を撃破する力を持っているという。青年は艦爆のエンジン音に導かれ、瑞鳳と再会を果たすのだった。『艦これ』戦場ラブストーリー、開幕!
著者等紹介
むらさきゆきや[ムラサキユキヤ]
ライトノベル作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
ほりちゃんの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
41
提督視点というのが他のノベライズと比較した場合の特徴。現場で頑張っている艦娘に対して、提督は椅子に座っているだけの無能という構図に陥りがちなところを冒頭で提督の有言実行ぶりを見せつけたところが良かった。支援艦隊や弾着観測射撃を巧く作品に取り入れているところも良い。なのだが、描写に不足が目立つ。長門が航空機を軽視し艦隊決戦を重視する価値観を持つのならばその背景をしっかりと書くべきだし、提督は決戦に瑞鳳を選出するのならばデータだけではなく描写として納得できるシーンを描くべきだ。冒頭が良かっただけに色々惜しい。2016/02/14
異世界西郷さん
38
「ここに来て“づほ”とはなかなかの変化球だな」などと思いつつ読了。読みながら、まさかのlove寄せに最初は戸惑いましたが、それも瑞鳳の可愛らしさを目の当たりにして、「うん、ありだな」と妙に納得させられてしまいました。作中に出てくる長門の空母たちや提督への当たりを見ていると「そうだよなぁ。普通、人間(艦娘)って言うほど物分かりって良くないよなぁ」と思えてくるくらい登場人物たちの心情が巧く描けていたのではないでしょうか。どうやら、次回があるようなので提督とづほの関係も進展してほしいものです。2015/02/01
アウル
24
瑞鳳がメインの艦これノベライズ作品。むらさきゆきやさんが書いているので安心して読めた。艦娘は初心な子が多いと加賀さん言ってたけど加賀さんもその内の一人やないですか。長門がアニメとのギャップが激しすぎて笑ってしまう。瑞鳳がメインなのに加賀さんや長門の印象が今巻は強かったが次巻はどうなるのかな?結構楽しめたし次巻も購入しよう。2015/02/05
真白優樹
19
ゲームの方が何となく気になりラブコメ好きなので購入してみた一冊。ちなみにゲームの方のルールは全く知らない。・・・が、このお話は割と初心者入門の要素が強いのか割と基本的な説明が多かった感じであり、中々に参考になる。・・・新任提督が主人公だからだろうか。また仄かなラブの部分も中々に美味しく兵器として生み出された少女の人間と変わらない想いというのは異種族との恋愛という要素に繋がるのではないかと思う。・・・とりあえず瑞鳳が可愛いというのは理解できた。 割と面白かったので次巻も楽しみである。2015/02/13
るか
17
艦これ作品は多々あれどラブコメは初めてです。深海棲艦だけでかくて艦娘は人間サイズなのにはちょっと違和感があります。ストーリーは1巻らしくゲームのチュートリアルのようでしたが楽しく読めました。建造や開発がゲームのままなのが面白かった。ヒロイン瑞鳳はヒロインらしくとても魅力的に描かれていてよいです。しかし瑞鳳がチョロすぎる気はしました。口調などちょっと違和感はあるものの他の艦娘も魅力的に描かれていると思いました。艦娘と人間の恋が成就するのかは謎ですがその辺もしっかり描いてくれることに期待したい。2015/02/15