角川文庫<br> そっと、抱きよせて―競作集・怪談実話系

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角川文庫
そっと、抱きよせて―競作集・怪談実話系

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041026052
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人気作家10名が書き下ろす極上の怪談競作集
著者:辻村深月 香月日輪 藤野恵美 詠坂雄二 伊藤三巳華 朱野帰子 安曇潤平 朱雀門出 小島水青 松村進吉/編者: 幽編集部/監修:東雅夫
田舎町でささやかれる不吉な噂、古い部屋に漂う見えない子どもの気配、霧深き山で出会った白装束の男たち――辻村深月、香月日輪、藤野恵美をはじめ、10人の人気作家がつむぎだす美しく儚い恐怖の物語。

内容説明

正月の二日に女が死ぬと、七人道連れにする―田舎町で囁かれる不吉な言い伝え、古いマンションに漂う見えない子供の気配、霧深き山で出会った白装束の男たち、どこからともなく聞こえる「ほおみい」という謎めいた囁き…現実と虚構のあわいに広がる不穏な世界、かすかな不協和音を、日本唯一の怪談専門誌「幽」に集う10人の人気作家が紡ぎだす。読む者を鮮烈な恐怖の世界へと誘う、豪華書き下ろし競作集。

著者等紹介

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長で、現在は怪談専門誌「幽」の編集長。『遠野物語と怪談の時代』(角川選書)で第64回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

74
前半に集められた女性陣の作品から、男とは違う霊に対する感性をみた。どうやら彼女たちにとってそれは対立するものではなく寄り添うもののように感じられるのだがどうだろう?そういえば、古来…うらめしやと現れる者は女性…あ、いやこれは偏見にまみれた考え方だし正確を期するとは言い難いが、女性と幽的の馴染み深さは実際にあるように感じてしょうがない。2016/08/02

BlueBerry

58
こういう競作は相乗効果を生んで良い本になる場合もあるけれど、この本はそれぞれがぼんやりしていてパッとしなかった気がします。あまり力を入れていない感がある作者もチラリホラリ・・。2014/09/14

おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ

38
なぜこの本をチョイスしたのか思い出せない。でもいつのまにか手元にあり、読んでしまった。まずはそこが一番のホラー的現象である。さらに本がテーブルの上にあったとき、妖艶な装丁の美女が朝夕に私を直視しており、PCで人類繁栄の研究などを猛勉強していてもその視線が気になってしょうがなく、その際どうしても、手前に写る木の枝が美女の鼻の穴に突撃しているように見えてしまい、不憫だった。やさぐれ風俗嬢の粘膜並に感覚が麻痺している自分としては、それほど怖さにありがたみを感じなかったのだけど、朱野帰子という作家さんはよかった。2017/03/21

鷺@みんさー

36
香月日輪の怪談を読むのは初めてだった。もっと読みたかったな…。「ミミカの遠野物語」はスピリチュアル系。詠坂氏の「囁き」は理屈っぽさが良い感じ。一番気に入ったのは朱雀門氏の「猿工場の怪」。オチまで含めて好み( *´艸)2019/08/25

ピロ麻呂

31
辻村深月さん目当てで購入♪怪談実話のアンソロジーだけど、あんまり怖くなかったなぁ(^_^;)2016/11/03

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