出版社内容情報
異動した西の丸御所で陰湿な「いじめ」が――。惣介は解決に奔走する。
江戸城の料理人、鮎川惣介は、持ち前の嗅覚で数々の難事件を解決してきた。ある日、将軍家斉から西の丸で起きているいじめの詳細を知りたいと異動を言い渡される。事件の全容を詳らかにすべく奔走したのだが――。
内容説明
江戸城の台所人、鮎川惣介は、優れた嗅覚の持ち主。共に難事件を解決してきた幼馴染みの片桐隼人の下に、男女の双子が生まれた。喜びもつかの間、隼人の母が放った薄情な言葉をきっかけに、隼人が男児を捨てると言い出して事態は大混乱に。一方、西の丸御膳所で繰り広げられる陰湿ないじめの真相を探るべく、将軍家斉から直々に異動を言い渡された惣介。事態の収拾に奮闘するも、事件が事件を呼び―。人気シリーズ第6弾。
著者等紹介
小早川涼[コバヤカワリョウ]
三重県伊勢市生まれ。愛知教育大学教育学部教職科心理学教室卒業。日本推理作家協会会員。三重県文化賞文化新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高橋 (犬塚)裕道
7
星3.5。面白い!一つ一つの話は面白いのだが、物語が始まった抑の事件は何処へ行ってしまったのか?!大鷹源吾も出て来たし和泉守も話の端に出て来たし、いよいよ次巻で大団円となるのか?!楽しみだ。2017/03/17
suzu
5
そうか。6か。またしても途中からよんでしもたのか。面白い。2024/05/05
じゅり子
3
なんと幼なじみの大奥の添番を勤める片桐隼人に待ちに待った赤子が生まれました。それも男女の双子です。もともと反りが合わなかった嫁と姑。そこから始まる捨て子事件。陰湿な大奥のいじめ。それはそれとして片桐様の親馬鹿が(笑)。惣介の娘の鈴菜の縁談の話を聞き「信乃、おとうたまは、信乃を誰にもわたちはせんでしゅぞう」(笑)。あの渋いイケメンの片桐様が…。しかし鈴菜は賢くてほんとに小気味いいほどの娘に育ちましたね。ちなみに片桐様の双子の名付け親は、滝沢馬琴。その名は「信乃」と「仁」いいとこ突いてくるな〜(笑)。2016/11/29
ウォーカージョン
3
面白かった。時代考証の甘い小説を読むと興醒めだが、これは違う。鈴菜の口調など気持ちいい。娘の縁談、身につまされる。2016/11/23
へたれのけい
2
陰湿な話もあれば、縁談もあり。続きも期待です。2023/05/17
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