出版社内容情報
有名ブランドの販売員として働く真昼。社内恋愛で結婚の約束までしていた彼にふられてやむなく転職した真昼に海外出張のチャンスが巡ってきた。だが、帰国後の彼女を待ちうけていたのは大トラブルで――!?
内容説明
有名デザイナー・ブランドのショップ販売員として働く真昼。商社に勤め、社内恋愛の末結婚するものと思っていた彼にふられやむなく転職した真昼に、先輩バイヤーの病気で海外出張のチャンスが巡ってきた。行き先はミラノ。何もかもが輝くこの街で、真昼はファッションの仕事の魅力に目覚める。だが、帰国後の彼女を待ちうけていたのは、とんでもないトラブルで―!?業界の裏側に鋭く切り込む、新時代のサクセス・ストーリー。
著者等紹介
幸田真音[コウダマイン]
1951年生まれ。米国系銀行や証券会社で、債券ディーラーなどを経て、95年『小説ヘッジファンド』で作家に。テレビやラジオでも活躍し、政府税制調査会委員など数多くの公職も歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Walhalla
22
幸田真音さんの作品は、経済・金融の舞台を描いたものが多いですが、今回はファッション業界で働く女性のサクセスストーリーでした。 主人公の真昼さんの魅力が溢れていて、こちらも励まされますね。 東京、ミラノ、パリ、そしてニューヨーク。 コレクションも、それぞれの地で特徴があるのですね。 下巻へ続きます。2016/08/31
Totchang
16
再読。改めてページを繰ってみると、そのスピード感に圧倒されます。そもそもファッションには縁遠いいワタクシですが、ファッション業界が下火になった理由に、働く女性が増えたことにより働いたり、普段の生活をするための服しか買わなくなった、というのがあるそうです。上巻の最後に全く予想もしていなかった不況が業界を襲いました。今後の展開やいかに。2020/10/21
AKI
15
ファッション業界やバイヤーの仕事を知るのは楽しかったです。ただ主人公の真昼が、実績や経験もあまり無いのに次々に大きな仕事を任されたり、業界の(世界も含む)トップクラスの人達が名もない日本人の女性に簡単に手を差しのべてくれたりする事に違和感がありました。あと出てくる男性皆にモテすぎるのも(笑)それだけの魅力が伝わってこなかったです。何だかテレビドラマの脚本を読んでいるような感じでしたが、今後の展開は気になります。2019/04/03
Totchang
13
ファッション誌「ランウェイ」の編集部に就職してミランダの悪魔のような要求に耐えて成長を果たしたのは「プラダを着た悪魔」でしたが、本書はファッション業界で働く女性のサクセスストーリー。ご都合主義の設定が多い中、上巻の最後は不況により事業継続を諦める会社が続出し、自殺者までが出るという展開に。下巻へと一気に進みます。2019/08/01
あやの
8
おもしろい。けれど真昼にとって都合がよく進みすぎてそれじゃあ周りにやっかまれるし敵意ももたれるよな、と納得してしまう。良くも悪くも少女漫画を読む感覚で読み進めれられる。2015/05/16