角川スニーカー文庫 愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序（カオス）〈２〉

竹井 １０日【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2015/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 286p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041020876
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

竹井　１０日［タケイ　トウカ］
著・文・その他

さいさい［サイサイ］
イラスト

内容説明

なんとか修羅場を誤魔化したものの、社会見学ｉｎ恋愛警察に強制連行された統吾たち。天音や菫子以上のクドさを誇る捜査官に引き気味の統吾だったが、自称・統吾の結婚できる妹かつ恋愛警察幹部でもある潤の襲来でさらなる混乱と修羅場が巻き起こる！その一方で９９．９％マッチングの謎を巡り、警察内部と伝説のテロリスト・ピピがそれぞれ暗躍し始めていて！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[晦夢]

色褪せぬ竹井10日節は流石。このぶっ飛んだ会話の発想はどこから来るのやら。 この作品はがをられとかに比べると地の文が大人しい印象で、会話文の比重が多いように感じた。四菜の歌とか結婚式での新郎強奪とか細かい東京皇帝ネタが嬉しい。今回は表紙通りの菫子さん回。かなり可愛い。淡々としているようでデレたり甘えたりと可愛い。いよいよ竹井10日さんらしい妹登場。いつも以上に狂ってぶっ飛んでる良いキャラ。もちろんいつものごとく謎もぶっこみつつのドタバタで楽しかった。次巻も楽しみ。

2015/01/20

[リプトン]

全体的にハイテンションなノリでどんどん出てくる新キャラはみんな濃い奴ばっかりだしそれはもうタイトル通りカオス。 今回は菫子メインで、後半の無人島で二人っきりで遭難の場面は、お前ら一応恋愛警察と恋愛Gメンだろっ！とツッコミたくなるレベルの相当なイチャイチャっぷりでした。しかし、この世界の秘密や謎も多そうで、基本はハイテンションなコメディなんだけどそこら辺の世界観の様子も気になるところです。色々カオスなんですが自分を含めてこの作者の文章好きな人にとっては本当に読んでて堪らないし楽しい作品だと思います。

2015/01/07

[真白優樹]

何とか修羅場を潜り抜けたものの、恋愛警察の社会見学へと行くことになる今巻。・・・恋愛警察はどうしてこう濃い面々が多いのか。潤は潤で危ないし、和音は駄犬だし花鈴は妹よりも妹だし・・・そんな中、今回は菫子がかなり目立っていた印象。・・・いや、その婚約者って考えなくても分かるやろ。そんな中、天音の過去と更なる謎が判明していく・・・この世界もこの世界で色々とわけありなんだろうか。いや、絶対なんかあるな。 果たして時間はどうなるのか。次巻も楽しみである。

2015/01/01

[垢変更しました]

恋愛警察はアホばかり。敵は身内にあり。むしろ自分が世界の敵(恋愛的な意味で)。どうなってんだ恋愛警察アホばっかじゃないか!! こんなんが治安維持の一部担ってたら不安すぎるわ。内容は安定の竹井10日節....かと思ったら突然のSF。先読めなすぎ!!どこに着地するのか全く読めないのがまたいい。ぶっ壊れ妹の活躍?に期待して次巻も待ってます。

2015/02/13

[Hail2U]

取りしまりにちわ。二巻の感想です。この挨拶言いづらいな！　じゃあしなきゃいいじゃねえか――というつっこみはさておき、今回も安定の竹井節が炸裂してます。ストーリーやキャラ、唐突な謎展開などはいつものことなのですが、地の文とかけあいの組み合わせで退屈しません。今回のヒロインは菫子さんですが、この子も恋姫と同様変な子ですね。竹井さん変な子大好きすぎる。自分の顔を見て連れションに誘いたがる顔をしているからな――などドヤ顔で言う女子いない。7/10点　それが一週回って可愛く思えてきた辺りもうだめかもしれない。

2015/01/18