出版社内容情報
茶の湯の場にあってこその輝きや働きを見せる「茶道具」本来のすがたとその魅力をオールカラーで紹介。美術館所蔵の公開品を中心に、個人の秘蔵品も含めて、現代の眼が見直す約1200点の茶道具を収録。 長い茶の湯の歴史によって磨き上げられた茶道具をこれまでの評価にとらわれず、現代の眼で見直した画期的全集。
内容説明
茶の湯を愛好する人びとにとって、茶道具はたいせつな位置をしめています。それは、茶の湯のはじまりから今日まで、茶道具が、席主の思いを体現するものであり、長い茶の湯の歴史によって磨き上げられた、用と美の結晶だからです。このたび、淡交社50周年記念として出版する本全集は、茶道具の魅力を結集しました。
目次
懐石の器
拝見、懐石道具(膳椀;向付;酒器;鉢類;菓子器)
懐石道具(茶会記にみる懐石と懐石道具の変遷;『槐記』にみる懐石道具;懐石の次第;懐石道具のいろいろ)
著者等紹介
小田栄一[オダエイイチ]
1929年、大阪生まれ。慶応義塾大学文学部美学美術史学科卒業と同時に、株式会社春海商店に入社。その後、同社代表取締役に就任、現在に至る。また日本陶磁協会・白鶴美術館・香雪美術館各理事、野村美術館・逸翁美術館・寧楽美術館各評議員、大阪美術倶楽部取締役を勤める。茶道研究家。著書に『穎川・木米』(講談者)、『茶碗のはなし』(学研)、『唐物茶碗と高麗茶碗』(河原書店)、『釜・香合』(主婦の友社)、『花入名鑑』(毎日新聞社)、『茶の掛物』『大正名器鑑実見記』(淡交社)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- カタストロフ理論