出版社内容情報
かわいいだけじゃないスヌーピー。実は哲学的で面白い! スヌーピーコミックが連載開始した記念すべき1作目も掲載している、50年代のベストコミック集。初めてスヌーピーコミックを読む人にぴったり。
内容説明
1950‐1959年のおすすめコミックを収録!!初めてスヌーピーを読む人に。よりぬきベスト版。
著者等紹介
シュルツ,チャールズ・M.[シュルツ,チャールズM.]
1922年、ミネソタ州ミネアポリス生まれ。通信教育で絵を学び、漫画家を志す。第2次世界大戦に従軍後、24歳で新聞連載作家としてデビュー。以来、50年にわたり『ピーナッツ』を描き続け、史上最も多くの読者を持つ新聞連載漫画となる
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。21歳のときに『二十億光年の孤独』を出版。1960年代後半から『ピーナッツ』の翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
83
「PEANUTS」チャールズ・M・Schltzの翻訳を谷川俊太郎は60年代後半から手がけていたとある。1950年10月2日コミックの始まりから1959年12月19日まで10年分のセレクト集。当初SNOOPYは、4本足の普通の子犬の姿で、あまりセリフもない可愛らしいキャラクター。NHK子犬のチャロを彷彿とさせる。谷川俊太郎の訳と英語を読み比べるのも楽しい。チャーリー・ブラウン「well,that's the way it goes.」訳「世の中ってこんなものさ」子供にスヌーピーの日記帳を買っちゃいました。2021/01/03
優希
77
ピーナッツから50年代の物語を選り抜いています。まだスヌーピーが4本足で歩いていて、犬らしさが感じられました。絵の雰囲気が素朴なのも可愛いです。大好きなスヌーピーの原点を見たような気がします。2018/04/16
kinkin
75
1950年に始まったコミックPEANUTSU。1950年代に発表されたものからのセレクション。始まった頃はチャーリー・ブラウンもスヌーピー他のキャラも今とは違った絵だ。話の内容も割りと単純だ。後期のような哲学めいた内容より馴染みやすいと感じた。読んでいるうちにスヌーピーが人間として見えてくるし、ルーシーのガミガミが大人、ライナスの毛布やシュレーダーのピアノ他それぞれが大人の世界を映していると思う。60',70',80'続刊出ているようだ、ゆっくり読んでみたい。 2017/02/05
吉田あや
66
新聞掲載で平日のデイリー版は4コマ、サンデー版は10コマ程の漫画として1950~2000年までほぼ休むことなくたった一人で連載を続けた作者のシュルツさん。読めば読む程その偉業に圧倒される。サンデー版を集めたカラー版も楽しかったけど、個人的には4コマで洗練されたすっきり感のあるデイリー版の方がより好みだった。baby時代のシュローダーとチャーリーとのふれあいが多いことも新発見で楽しい。シュローダーのピアノとの出会いから成長がチャーリーの英才教育の賜物だったとは!全集で全貌を読むのがますます楽しみに。(⇒)2020/03/04
ユメ
53
疲れて物事が思うように進まない日は、のんびり『PEANUTS』を読んでみる。すると「まぁ、無理をしなくてもいいか」と思えるのだ。50年代のうちはまだスヌーピーは四つ足歩行だけれど、後半になると独白も見られ、チャーリー・ブラウンの顔は楕円形から丸形になっていく。キャラクターたちの変化を追うのも楽しい。ベートーヴェンホールの建設費は100万ドルだと聞かされたシュローダーが「ケチるなよ!」と怒る回と、普段はそっけないスヌーピーが自分をかばってくれたチャーリー・ブラウンにくっついて離れない回が、微笑ましくて好き。2015/10/23
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