角川文庫<br> 紅に輝く河

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角川文庫
紅に輝く河

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041018453
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

神託が全てを決定する宗教国家、ファスール王国。正妃の娘に生まれた赤子・アスタナは、「国に仇なす」「国を救う」という異なる神託により、3日違いで生まれた第二夫人・カミーナの娘と、母親にも内密に入れ替えられることになった。男勝りで好奇心旺盛に育ったアスタナは、国の学寮に忍び込むうちに、留学生のサルーと出会い、恋に落ちる。一方、アスタナの成長に従い、カミーナは血の繋がりに疑惑を深めていく。『碧空の果てに』『白い月の丘で』に続く三部作、ついに完結。波乱の王女の青春を描く、ドラマチック・ファンタジー!

著者等紹介

濱野京子[ハマノキョウコ]
熊本県生まれ、東京育ち。2006年『天下無敵のお嬢さま!』でデビュー。『フュージョン』で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』で第25回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

43
3部作の2巻目を読んだつもりでいたのに3巻目だった。別に間違ったってどうってことなかったけれど・・ちょっと残念。国によって政治が変る。最初は民主主義、2巻目は次に知るだろうが3巻目が王国ではあるが神官が託宣によって決まる宗教国家。1巻で主役のメイリンとよく似た男装で好奇心旺盛のアスタナ。波乱に満ちた王女の恋物語とも言える。これは3部作共揃えて正解かも(^^♪。作者さんと主人公の若さとエネルギーを頂けました(#^^#) 2020/06/07

月の実

18
図書館本。シューマ平原三部作の3作目。今回の舞台は宗教国家ファスール王国。謎の多かったファスールの転換期が描かれていて面白かった。アスタナの異なる神託について、語るゴーデン神官長と第二夫人カミーナのやりとりが心に響いた。全2作の登場人物たちのその後もわかって満足です。2022/03/21

七色一味

17
読破。時は微妙に進んで、前2作品の登場人物たちのその後を伺いながら、シューマ平原のもう一つの謎の国ファスールへと舞台は移ります。この世界の「浅さ」にハラハラしながら読みはじめたこのシリーズも、三部作の最終巻に至って名残惜しくさえ思えました。2014/12/13

豆乳くま

17
シューマ平原シリーズ3弾。ファスール国は第一王女によって受け継がれ夫が王となり自身は国母と呼ばれ尊敬される。政は神官が託宣によって決まる宗教国家だ。第一王女と第二王女、託宣により入れ替わらされ第二王女として成長したアスタナ。男装で好奇心旺盛、シーハンからの留学生サルーと出会い惹かれ合う。ここでもマーリィ、メイリンが登場し彼女達のその後を知れて嬉しい限り。アスタナが型にはまらず更に大きく羽ばたけるラストに感動。このシリーズは恋する少女がそれだけでない選択をする潔さがすごい!2014/11/09

六花

7
宗教国家ファスール王国の男勝りで不思議な力を持つ第2王女アスタナ。彼女が恋に落ちたのはシーハンからの留学生サルー。困難に陥っても二人で手を繋いで乗り越えていく関係性が、スゴく良いなって思った。一見強い女子、アスタナの弱さをカバーする泣き虫サルー。あーもう、サルーって天然のタラシだよ。胸キュン台詞の連発にやられた!o(>ω<*)o 前作のその後も知れて大満足。個人的にこのシリーズはジブリを彷彿とさせる。一作目はナウシカ、二作目はゲド戦記、三作目はラピュタ。あくまで個人的に、ですけど…。2017/02/16

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