出版社内容情報
鮮やかな犯行のあとには、必ず闇の悪事が暴かれる! 姉を想う妹、新興宗教の教祖、夢を追うバンドマン、鬼と化した刑事。怒り、疑念、夢、そして執念。四つの“想い”が、炎を燃やす??!
内容説明
あるAV女優の遺体がホテルの一室で見つかった。警察は自殺と断定するが、姉の死に疑問を持った妹は、遺されていた鍵を手にバー“STRAY CAT”を訪れる。真相を追う姉思いの彼女に迫る危機とは。鮮やかな犯行のあとには、必ず闇の悪事が暴かれる!これは新時代の鼠小僧か、単なる盗人か!?正体不明の謎の窃盗犯―その名は“山猫”。超弩級のスピード感、痛快ピカレスク・ミステリー、初の短編集。
著者等紹介
神永学[カミナガマナブ]
1974年山梨県生まれ。2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itoko♪
57
シリーズ第3弾。悪党から金を盗む神出鬼没の窃盗犯、山猫。今回は短編集だから、サクッと読了。悪党から金を盗むことに、人情がプラスされているところがニクイ。因縁の関係の犬井が罠だと分かっていながらも関わってしまうのも面白かった。ラストの置き土産が、これまたニクイんだなぁ~さて続いて4巻も読みます。2016/06/30
ちはや@灯れ松明の火
56
【そうね誕生石ならルビーなの】姉が妹に遺した最後のプレゼント、奪い取ろうとするならば札束で利子付けて返してもらうが山猫流。【悲しみのない自由な空へ翼はためかせ】悲しくない世の中も人の背中に翼なんてものも存在しないから、先が見えなくても地に足着けて自力で歩け。【しあわせは誰かがきっと運んでくれると】信じていれば騙されて鼠に食い物にされるがオチ、目には目を非合法には非合法を。【さよなら、さよなら、さよなら】過去も未来も要らない、新時代の鼠小僧なんて二つ名も関係ない。山猫という今がある、それに何の不足がある? 2016/04/02
itica
50
悪党よりも刑事よりも一枚も二枚も上手の山猫。そして仲間たち。っていうか、いつ仲間になったんだろか?勝村なんて最初のイメージからどんどん離れて、かなり男前になってるよね。危険なことも多いけれど、山猫の毎度の鮮やかな手口には唸るばかり。「警察に代わってお仕置きよ」って感じでスカッとする。このシリーズ、楽しみになってきたぞ!! 2017/05/19
Yuna Ioki☆
49
1206-409-63 山猫シリーズ第三弾。今回は短編集。相変わらず下手な歌とすっとぼけの山猫(笑)山猫の正体が判明?!と見せかけて。。。。全く違うっぽくて余計に謎な展開。神永学氏いろんなシリーズに手を出してるけど山猫シリーズはもう書かないのかなあ。2015/09/30
papako
45
短編集。楽しめました。リズム感があってるのか、すごく読みやすい。2022/07/30
-
- 和書
- インドクリスタル