出版社内容情報
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第6巻は「南北朝~室町時代前期」。
内容説明
後醍醐天皇は、天皇の位を守るために、鎌倉幕府を倒すことを思い立ちます。やがて全国の武士も立ち上がり、後醍醐天皇は建武の新政を始めます。しかし、武家政権の回復を目ざした足利尊氏が反旗をひるがえし、光明天皇を立てます。後醍醐天皇は吉野に朝廷を置き、全国の武士がどちらかに味方して争う、南北朝の時代となります。そして第3代将軍義満の時代、ついに南朝と北朝は統一されます。
目次
第1章 打倒!鎌倉幕府(安藤氏の乱と高まる幕府への不満;後醍醐天皇の野望;天皇につく足利高氏;鎌倉幕府の滅亡)
第2章 武士の世を取りもどせ!(建武の新政;武士たちの不満;足利尊氏、挙兵;尊氏の勝利)
第3章 二つの朝廷と室町幕府(室町幕府、開く;京の北朝吉野の南朝;対立する尊氏と直義;第三代将軍足利義満)
第4章 足利義満と北山文化(日明貿易で大もうけ;北山文化と金閣;変わり者の僧 一体;商業の発展と民衆の暮らし)
もーっと歴史が分かる!わくわく特別授業(調べて納得「禅の教えと文化」;ここに注目「物語の歴史」;おしえて!先生(Q&A)・年表)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sofia
30
角川まんが学習シリーズ6。建武の新政、南北朝、足利尊氏、義満。ここら辺は教科書的なことしか知らず「そうだったのね」と。戦い、支配が無限に続く。2023/04/10
Prince of Scotch
22
二度の蒙古襲来を境目に鎌倉幕府は徐々に利害調整能力と統治能力とを失い、遂には有力御家人の後ろ楯を得た後醍醐天皇軍により滅ぼされてしまう。「昨日の友は今日の敵」。建武新政から足利義満が第三代将軍に就任するまでの期間は戦乱につぐ戦乱、味方と敵とが頻繁に入れ替わる印象が強く、非常に目まぐるしく映った。後醍醐天皇の親政や南北朝問題など、本巻で取り上げられている時代は予てより分かりにくいと感じていたので、少なくとも全体の流れを把握できただけでも有意義であったと思う。2020/03/21
ゆるり
21
この巻はわかりにくかったなあ。また登場人物多いし、時代を遡っての説明があるため混乱(汗) 。南北朝時代(京と吉野に2つの朝廷ができる)を経て、波乱の室町幕府みたい。 この漫画では、足利尊氏が優秀な武将には見えないよ。弟や家来の意見に左右されて…でも何故か人望は厚い。結局は弟と対立(悲し)。後醍醐天皇の執念はすごい!3代将軍義満(金閣寺建てた人)はさすがのやり手。さてさて、一休さんの禅の教えに従って、迷いを絶ち、無心になり、精神を集中しましょうか。2021/04/16
ショウジ
18
鎌倉時代が終わり、南北朝時代〜室町時代の話です。この頃、津軽地方と関係があったのかと気付かされました。2つの朝廷があった南北朝時代。天皇家も複雑だなの感じます。2022/05/24
りなお
17
鎌倉幕府の滅亡→建武新政→南北朝→室町幕府成立。後醍醐天皇、志が高いのはいいのですが現実が見えてないのが残念。権威をかさにパワハラ三昧ですね。足利尊氏・直義兄弟の対立も残念。昨日の友は今日の敵。複雑な時代ですね。2020/06/01