出版社内容情報
鍵を握るは、一匹竜を背負った男――「顔のない刑事」シリーズ最終巻!
歌舞伎町に消えた警視庁幹部の娘を捜し出せ。指令を受けた警察手帳を持たない刑事・香月は潜入捜査を開始するが、歌舞伎町では暴力団同士が抗争状態にあった。その頃、伊豆大島で刺青をした男の死体が発見され――。
内容説明
消えた警視庁幹部の娘・亜美を捜せ―特捜指令を受けた、警察手帳を持たない刑事・香月功。亜美が、新宿を縄張りとする暴力団高蔵組の組長代行と同棲していることを突き止めた香月は、歌舞伎町での潜入捜査を開始する。折しも高蔵組は、新宿に進出してきた関西系暴力団猿橋組と抗争状態にあった。報復合戦の裏を探る香月だったが、やがて伊豆大島で竜の刺青を背負った男の死体が発見されると、事件は思わぬ展開を見せ…?
著者等紹介
太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌を経て56年に時代小説でデビュー。2012年10月22日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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