ハヤカワ文庫<br> 清水義範の作文教室

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ハヤカワ文庫
清水義範の作文教室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150306182
  • NDC分類 816
  • Cコード C0195

内容説明

作文指導の極意は、生徒をほめることにある。文章にはうるさいパスティーシュの名手が、「東京先生」と名乗り、ファクシミリを使って、名古屋にある学習塾に通う小学生の作文添削に乗りだした。「何を書いてもいい。ただし、読み手に伝わるように書く」という清水流指導法は、小学生の作文をどのように上達させていくのか。子供たちが書いた作文と、それに付されたユニークなアドバイスを満載!子供のための作文入門書。

目次

第1講 四月の日記/なぜつまらない作文を書くのか
第2講 五月の日記/とにかくほめて楽しくさせる
第3講 六月の日記/何を書いてもいいんだよ
第4講 七月の日記/気を長く持たなければならない
第5講 八月の日記/読書感想文の愚
第6講 九月の日記/工夫を認め、悪ノリをゆるす
第7講 十月、十一月の日記/テレビ騒動に気をもむ
第8講 十二月の日記/私が得ているものも大きい
第9講 一月、二月の日記/作文がうまくなれば頭がよくなる
第10講 一年間をふりかえって/我が反省・遺伝子にあわせて指導する
補講 その後の作文教室/子供の成長を見る楽しみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

niisun

23
昨年読んだ『国語入試問題必勝法』も面白い本でしたが、こちらも、とても知己に富んだ作品で、清水さんの学校における国語教育に対する問題提起が熱く語られています。実際に清水さんが行った小学生を対象にした作文の添削指導を基にしたもので、指導を通して、子供達の作文が飛躍的に良くなったり、スランプに陥ったり、後退したり(笑)が、時系列に並ぶ子供の作文から直に伝わってくるのがとても面白かったです。鋭い観察眼は発揮するが感情を語らない子から、情緒的視点に拘ってしまう清水先生の方が逆に指導のあり方を学ぶところが素晴らしい!2016/09/06

africo

6
清水義範が名古屋の塾で小学生向けに行っていた作文指導の記録である。児童の作文、それに対する清水のコメント、概ね月別のまとめ、の繰り返しの構成で、4月から1年間の子供達の変化が追体験できる。小学生の作文は基本つまらないが、それは清水が指摘するように子供が「いい作文」を書く様に身体化させられてしまっている。清水はその、道徳を国語に担わせようとするやり方を批判しており、子供にはめられている枠をそれとなく外すことに腐心している。国語=道徳については、石原千秋の『国語教科書の思想』で触れられていたように根が深そうだ2021/05/21

モリヤス

4
著者の清水先生は、生徒の中に観察文や報告文ような、感情の叙述が少ない文を得意とする女の子がおり、前半でその子のことを「心がないのでは」と思った、と書いている。次男がまさに同じタイプで、私も同じことを考えていたので、ものすごく興味深かった。でも、指導を続けるうち、それがその子の才能であり、矯正するのではなく、才能をのばすのが正しいと書かれていて、納得。「書くこと」自体がすばらしい!2021/06/24

wasabi

2
この本は、作文をどう書くと良いのかを教えてくれます。でも、本当はどう指導すれば良いのかということが、清水さんの伝えたいことなのです。だから、たくさんの学校の先生が読んでくれるとすごくいいなと思いました。2006/08/14

h_hukuro

1
子ども達に作文を教えつつ、先生自身も学んでいく様子が理想的な関係に思えました。「よい作文」の呪縛は子どもだけでなく大人になっても解けないものです。2022/05/16

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