出版社内容情報
串の見世を営む波之進は、救け組の仲間たちと父と用人の敵である盗賊・黒帆の甚八を討ちに出発する。道々、悪党退治を応援する土地の人々の料理に励まされながら進む波之進。念願の敵討ちは果たせるのか!?
内容説明
元八丁堀同心にして、今は串の見世のあるじである川路波之進は、これまで江戸を荒らす盗賊一味の手先を討ち倒してきた。そしてついに一味のねぐらを突き止め、父と用人の敵でもある盗賊・黒帆の甚八の討伐隊を結成する。道中、悪党退治を応援する人々の、土地の料理に励まされながら先へと進む面々。だが、そこには思いも寄らぬ罠が仕掛けられていた…。宿願の敵討ちは果たされるのか!?好調の料理×人情シリーズ第3巻。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務を経て、98年より専業作家。幻想小説、ホラー、ミステリ、時代小説を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
松風
14
俳句と料理とSF仕立て。にしても「古き善き鹿」って、どうか。SFの風味はいらないなぁ。妖怪、妖術の描き方が陳腐。2014/07/13
ううち
9
店を離れてからも美味しそうなご飯が出てきます。予想外の仇討ち展開!そうきたか…という感じでした。異様な存在感を放つ南里先生と桜丸がどこかで繋がるのではないかと密かに期待。2014/06/11
izw
5
品川から武相の山に潜む悪党退治に、、、読んでいる途中で「ももたろう」を思い起こしてしまい、最後までその感じが頭から離れなかった。これで一応完結のようにも思うが、戻った舞台で、描き上げた登場人物を中心の続編を期待したい。2014/05/29
蘖
3
これは…完結したのかな?最近同じ様なシリーズを連発されていて、もう何がどれだったやら。妖とかもののけとか神様とかは違和感なく読めましたが、特に印象には残らない一冊といったところ。2016/04/10
高須力弥
2
中盤から1、2巻の内容からは予想もつかなかった展開になった。2014/04/26