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角川文庫
セブンティーン・ガールズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041014233
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

希代の読書家・北上次郎が思春期女子が主人公の小説を厳選。大島真寿美、豊島ミホ、中田永一、宮下奈都、森絵都の作品を集めた青春小説アンソロジー。

内容説明

17歳の1年は、特別な1年というわけではない。ただ、日々の苛立ちや焦りは最高潮に達し、大人と子どもの狭間で、できることとできないことのバランスの悪さに悩んだり、はじめての気持ちを味わったりするだけだ。後から振り返ったときに、その頃が特別に感じられることを別にすれば―。北上次郎が思春期女子が主人公の物語を厳選。大島真寿美、豊島ミホ、中田永一、宮下奈都、森絵都の作品を集めた傑作アンソロジー。

著者等紹介

大島真寿美[オオシママスミ]
1962年愛知県生まれ。1992年「春の手品師」で第74回文學界新人賞を受賞。主な著作に『ピエタ』(2012年本屋大賞ノミネート)など

豊島ミホ[トシマミホ]
1982年秋田県生まれ。2002年、「青空チェリー」で“女による女のためR‐18文学賞”読者賞を受賞しデビュー

中田永一[ナカタエイイチ]
1978年福岡県生まれ。2005年恋愛小説アンソロジー『I LOVE YOU』に『百瀬、こっちを向いて』を寄稿。主な著作に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』(2012年本屋大賞ノミネート)など

宮下奈都[ミヤシタナツ]
1967年福井県生まれ。2004年「静かな雨」が第98回文學界新人賞佳作に入選

森絵都[モリエト]
1968年東京都生まれ。1990年『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。主な著作に『宇宙のみなしご』(第33回野間児童文芸新人賞、第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(第20回路傍の石文学賞)、『つきのふね』(第36回野間児童文芸賞)、『カラフル』(第46回産経児童出版文化賞)、『DIVE!!』(第52回小学館児童出版文化賞)、『風に舞いあがるビニールシート』(第135回直木賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピロ麻呂

33
4編のうち2編は読んだことのある作品でした。その中でも「小梅が通る」はめっちゃ好きな作品♪何度読んでもいい(^^)2017/01/19

Madoka.@書店員復帰を目指し中!

21
作家のチョイスがすごく良い。高校生になるとやはり、大人に近づくという事もあるので中学生より難しい年頃でもある。そういった葛藤や青春、その他諸々が描かれており、懐かしい気持ちになる。2014/06/11

きつねこ

16
『百瀬、こっちを向いて。』から飛んできました。17歳位のころ、私は何を考えていたんだろう。出てくるみんな大人だな、と思う。『百瀬…』で既読の「小梅が通る」はやっぱりいい!宮下奈都さんの「No.2」もこの繊細な空気感いいなあ。「スコーレ」是非ともよまなくっちゃ。どの話も当たりで、元単行本があるようなので楽しみです。       2014/07/10

ゆう

16
高校生少女をテーマにした北上次郎さん厳選のアンソロジー。甘かったり苦かったり。17歳の頃の世界ってこういう風だったかな…そうだったかも。と懐かしい気持ちになれる。「小梅が通る」で締めることで後味がいいな、と。2014/06/29

Koto

14
17歳の少女をテーマに、既刊の一部を切り取ったり、短編集から取り出したものを集めた一冊。思春期真っ只中の彼女たちを見ていると、あの頃特有の持て余してた感情なんかがぶわっと蘇ってくる。中でも豊島ミホはやっぱりティーンを描くのが巧い。引っ越しばかりの主人公が、当時の自分と重なって今更ながら気づいた事実にドキリとした。あの頃を思い出すことは、きっと誰だってちょっぴりほろ苦い。それでもあの頃に感じたことは特別に思うから、自分の中だけにそっと大切にしまっておこう。そしてたまに引き出しては忘れてないことを確かめたい。2014/05/28

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