出版社内容情報
櫛木 理宇[クシキ リウ]
著・文・その他
ヤマウチ シズ[ヤマウチ シズ]
イラスト
内容説明
草食男子大学生、森司に訪れた試練。それは簿記の試験と、美少女こよみへの片想いを妨害する昔なじみ(男)。彼に翻弄されつつも、こよみへのクリスマスプレゼントを買うため、森司はバイトをすることに。けれど引っ越しのバイトで訪れたのは、飛び降り自殺を繰り返す霊が棲むマンションで…。シリーズ再恐エピソードほか、アネゴ肌の人気キャラ・藍の過去も収録。胸キュンさせるにも程がある、青春オカルトミステリ第6弾!
著者等紹介
櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
105
『よくない家』は恐怖というか不快というか『陰』を感じました。今後、あの家に引っ越した男性はどうなるのでしょうか。気になるところです。 登場人物のイラストに果那が描かれていたが今巻は未登場。少し不満。 森司とこよみは横ヤリが入ろうとも大丈夫だと思う。 それにしても藍が可愛い。藍が好きだ。2014/08/01
よっち
95
進みそうで進まない二人の関係に新たな試練が。お前にこんな美少女は釣り合わない、とか妨害する中学時代の同級生は新しいですね(苦笑)でもお前はこうだからとか規定して自分が安心したい人はよくいそうです。オカルト研究会創立エピソードもあり、お話としては巻を重ねるたびにホラー文庫っぽい怖い感じになってきました。恋の行方は妨害に遭いながらも、こよみの危機には火事場のクソ力を発揮して救ったり、こよみの両親の評価も上々だったりと、毎巻着実に積み上げていってるんですけどね。相変わらずな感もありますが、森司の勝負の時は近い?2014/07/24
☆ゆう☆
88
シリーズ6冊目。なのに、まだこの距離感の森司とこよみ。しかもいきなり現れた浩太が茶々を入れるからますます進展できないじゃないか。今回はまさに夏にぴったりのホラー。特に人間の本質が生み出す超常現象が強烈に描かれていて、霊的な怖さが際立っていたように思う。「良くない家」と「異形の礎」では自然と背筋が冷んやりしてきた。一方、前半の藍さんにフォーカスした話はとても興味深かった。オカ研ができた経緯も知れてよかったし、納得。巻末の、電子特別版の寄居虫女(お試し版)もなかなか読み応えがあり気になった。(Kindle)2014/08/13
ごに
84
今回は旧友の浩太が邪魔で、恋の進展があまり無かったのが残念。森司のヘタレ癖は浩太の影響もあったのね。“飛び降り自殺を繰り返す霊”も“よくない家”も怖いけど、“トンネル”の話がウッカリ怖すぎだった…。空からオタマジャクシや魚が多量に降る現象、それが本当に抑圧された女子供の起こした心霊現象だとしたら、すごいパワーの持主が世の中には結構いるって事?2014/08/08
あっちゃん
71
今回は藍の過去話も!やっぱり、カッコイイわ姉さん(笑)主人公、友達いたんだね、なんか普通の青春してたんだなぁ、気弱でビビリが先に立ってたから、てっきり…( ̄▽ ̄)2021/07/19
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