角川文庫<br> 寒雀―照降町自身番書役日誌

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角川文庫
寒雀―照降町自身番書役日誌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041013908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

数年前、父の仇討ちをした相手は無情にも親友であり、その妹は想いを寄せる女だった―故郷も身分を捨て辿り着いた照降町で喜三次が出逢う面々。幼い自分を置いて出奔した母を憎みながら、何とか身抜きさせようと画策する文治、不器量を自覚しながらも美丈夫な男と添い続けたいと慕い続けるおてる…心に蟠りを抱えながら、前を向いて日々を必死で生きようとする人間の姿を江戸情緒豊かに描き出す傑作時代小説第二弾!

著者等紹介

今井絵美子[イマイエミコ]
1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はにこ

26
切ない話が多かった。文治の母親もおてるの夫、菊之助も仙三の昔馴染みの作次もどうしてこんなにも相手の事を考えられないのか。。正直者がバカを見る世界が悲しすぎた。それでもそんな傷ついた人々を温かく見守る照降町の人々の心には癒された。喜三次も悲しい過去を背負っているけど、乗り越えて幸せになって欲しい。2021/07/03

千日紅

3
内容(「BOOK」データベースより) 数年前、父の仇討ちをした相手は無情にも親友であり、その妹は想いを寄せる女だった―故郷も身分を捨て辿り着いた照降町で喜三次が出逢う面々。幼い自分を置いて出奔した母を憎みながら、何とか身抜きさせようと画策する文治、不器量を自覚しながらも美丈夫な男と添い続けたいと慕い続けるおてる…心に蟠りを抱えながら、前を向いて日々を必死で生きようとする人間の姿を江戸情緒豊かに描き出す傑作時代小説第二弾! 2020/05/11

sai

3
相手のためにという行いは、必ずしも相手の心に届くとは限らない。通じ合っていても、ひょんなことから行き違ってしまい、取り返しのつかないことになったり、人間の付き合い方って…難しいね2014/09/10

かずくん

2
照降町自身番書役日第2巻。下っ引の文治が18両集める話が載っている。2021/06/10

シンミチ

1
生きることは、本来それだけで苦しいことの連続。なんでこんな理不尽がまかり通るかと思うことも多々ある。けれど、そんな苦しいことをほんの少しやわらげてくれる照降町の人達の温かさが沁みる。何かが根本的に解決されるわけではないけど、抱える痛みを共有しようとしてくれる。2021/09/28

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