出版社内容情報
国を支える精霊歌士を目指すメロウは、野菜しか作れない落第生。天才・エイディに追いつこうと奮闘するも、補講を受けるはめに。講師のカリスマ精霊歌士は性格最凶、しかも収穫祭で恋を歌い林檎を実らす難題が!?
内容説明
国を支える『精霊歌士』を目指すメロウは、野菜しか作れない落第生。自分の心を奪った才能をもつエイディに追いつこうと奮闘中だが、まさかの補講を受けることに。講師は、カリスマ精霊歌士で、性格最凶のヴェルク。彼は収穫祭の舞台で「林檎の木を“三重唱”で実らせる」という難題を突きつけてくる。林檎のためには“恋の歌”が必要なのに、ヤキモチからエイディとぶつかってしまい!?第11回小説大賞受賞作、待望の第2弾!!
著者等紹介
永瀬さらさ[ナガセサラサ]
第11回角川ビーンズ小説大賞奨励賞&読者賞受賞。『精霊歌士と夢見る野菜』(受賞作改題・改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
31
2巻も面白かった。最後のカラー口絵がお気に入り。大人しげなリーリが実はお金好きな所にびっくり。でも今回の商売で、すごい役に立ってた。期間限定でじゃなくて、ずっと居て欲しいね。シャーディーも一緒。メロウがエイディに対する恋心が、あの巨大な林檎を実らせたんだね。重い愛でも良いって。メロウがエイディの天才ゆえの孤独を知って、追いついて見せるからって誓う所がかっこよかった。「早く追いついて来て、でも追い越しては駄目、負けたくない」それはないよ。2018/07/26
Koto
16
シリーズ第2弾。精霊歌士を目指すものの未だ野菜しか作れず、訳ありクラスメート達と補講を受けることになってしまったメロウ。そのことを劣等感からなかなかエイディに言い出せない気持ち、よく分かる。天才故に孤独なエイディ。誰もが一線を引いてしまう彼に、まだまだ力が足りないと分かっていても必死に追いつこうとするメロウのガッツがいいね!ぼんやりしていて時折見せる強引さ、一人でも整然とした表情に一瞬の陰。ギャップがあるってある意味無敵かも…早くも次が最終巻。メロウの母、女王の真意が気になります。2014/08/02
くれは
16
1巻よりもさらに面白かったです。メロウは1人でわぁーっと頑張っちゃう子なので、お友達が出来てよかった。おかげで惣菜屋さんにも活気が出てきましたね。エイディのキャラクターは天才ゆえの孤独からきてるのもあるのかなと思いました。彼の孤独を知って、それでも追いつくからと手を伸ばすメロウがすてき。いっぱい応援したくなります。次巻がさらに波乱になりそうでどきどきしてます。2014/04/03
t-snow
16
噂に聞いてたとおり、1巻よりも面白かったです。チームになったことでお店運営の苦闘や喜びが倍増してましたし、エイディに対する決意も1巻より重みが感じられて良かった。まともなアプローチだと遠すぎる距離ですがどうなるんでしょう。思ったよりも恋愛進展が早めですけど、謎の方は丸々残ってるし引き続き楽しみ。しかしエイディの恋愛面黒い……次兄から悪いところばかり受け継がなくても……。2014/03/23
こばこ
16
一巻よりおっもしろかった〜!+と−のバランスがうまいです。こっちが上がればあっちが下がるというように。騒がしくも感じますが、飽きを感じず一気に読めました。メロウが熱くて猪突猛進で律儀な体育系で、近くにいると暑苦しいかもしれないけど、やっぱりどこかで憧れます。お気に入りはやっぱり、舞台でのメロウの決意のシーン。ぐっときました。さて今後どう叶えていくのか気になります。「エイディがメロウをどんな気持ちで見ていたかを想像」するためにもう一度読みたいです。ネタバレまで語りたくなっちゃうので、ここで自重します。2014/03/05
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