出版社内容情報
天才探偵刑事、南塚と、謎めいた名家の若当主・北小路は、息の合ったやり取りで事件を解決する名コンビ。今度の事件は銀行頭取の変死事件。巻き込まれ系若手刑事・無藤の運命は!? 面白すぎる第2弾!
内容説明
伝説の名探偵刑事・南塚浩平。現在、目白台のお屋敷に居候中。若手刑事の無藤は、上司命令で、彼の下僕として働くことに。南塚は気まぐれで、興味のある事件にしか動かない。しかも盟友の貴公子・北小路は、驚きの秘密の持ち主。苦労ばかりの無藤だが、南塚好みの事件が起こる。銀行頭取が殺され、磔にされて見つかったのだ。しかも「魔女の吐息紅く罪人を染める」という謎のメッセージが残され…。曲者だらけの傑作相棒ミステリ!
著者等紹介
太田忠司[オオタタダシ]
1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年大学在学中に投稿した「帰郷」が星新一ショートショート・コンテストで優秀作に選ばれる。90年『僕の殺人』で長編デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のいじぃ
49
読了。前回の事件から更に起こる不可解な連続殺人事件、無藤の生真面目さが危ういバランスを保ち最後まで引っ張ってくれます。騎士団もそうですが、言葉と知識が物語に調和していて楽しめました。ですが、前作からの事件は一応解決はしたものの、そこへ落とすとキャラミスではなくキャラオカになり、何でもありになってしまう上に、今までの事件は何だったのかというもやもやが新たに生まれることにも。北小路の謎は良いですが、事件は生身のミステリであって欲しいです。帯の首相公邸で推理戦、はいいのかな。今の所、続きがあれば読みたい一冊。2014/12/06
ううち
49
前作で残っていた謎が解明されて、北小路さんの活躍シーンも見れてよかったです。無藤くんの意外な特技?も出てきて嬉しい。赤尾さん…?ニヤリな展開を期待しちゃいます。シガール食べたい。2014/08/11
キングベルⅩ世
47
無藤と南塚が相棒なんだと勘違いせざるを得ない相棒ミステリーの二作目。うーん、終盤のピンチの抜け出し方はどうなんだろう…。まぁ前作のオチで見えたファンタジー感を駆使したものなんだけど、好き嫌い別れそう。あともうちょっと人物を掘り下げて欲しいなぁ。黒幕の動機も破綻してるし。キャラ付けや設定も面白いのにそこが残念。話のテンポも良くて読みやすいのは相変わらず。とりあえず次作では赤尾さんの出番をもっと増やしてあげてほしいなぁ。2015/03/24
papako
39
続けて2冊目。のってきました。1巻の犯罪の謎も解かれ、北小路の意義も描かれてすっきり。これは続けて読んで良かった。2014/02/12
まる
38
一応前回から続いていた話はこれで完結ですかね。合間に挟まれる妹との会話は本当にゾッとしました。やっぱりこの程度のものであっても幽霊話は苦手です…とは言え面白かったので、まだ続編もあるようだし、読んでみたいと思います。赤尾さん可愛い!2015/08/11