出版社内容情報
骨董店の息子・風雅は、不機嫌そうなイケメン精霊・シャナイアを呼び出してしまったことで、つくも神が見えるように。その能力を生かし、「中学生の目利き」として頑張る中、名門美術館から依頼が届き……。
内容説明
「アンティークFUGA」そこは中学生の「目利き」風雅と、その兄である不機嫌そうな美形、紗那の兄弟が切り盛りする、ちょっと不思議なアンティークショップ。実は紗那は人ではなく、力のある「つくも神」。そして風雅は店の骨董品の「つくも神」を見ることができ、その来歴を知ることができるのだ。そんな2人に、名門美術館から、古伊万里の壷にまつわる依頼が…。ここは元気をくれる秘密のお店。傑作ファンタジー第2弾!!
著者等紹介
あんびるやすこ[アンビルヤスコ]
群馬県出身。東海大学文学部卒業。アニメーション制作会社等を経て、絵本・児童書の創作を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆみきーにゃ
51
《購入》シリーズ二作目。お父さんたちの行方が気になるー(>_<)2016/03/03
はつばあば
32
こういう楽しい児童書は一気読み。残念なのはもう就寝の時間が近づいてきていることだ。「人の心は恐ろしい、けれど強くて優しい」その言葉を心に刻み込もう。コルノとは角の形をした魔除けとか。今度はつくも神と対面できそうな骨董品屋さんを覗いてみたいものだ。2015/02/15
seraphim
24
サクッと読了。中学生の目利きの風雅と接客態度がちょっとアレな美形の兄、紗那が営む骨董屋。ぼちぼち経営している。結構商売上手かも。今回は古伊万里にまつわるお話。古伊万里って江戸時代に作られた有田焼なんだ。と己の知識の無さに赤面。2人の食生活に不安を感じていたが、無事美味しい夕飯をゲットできるようになっていたのには、安心した。百年梅のオランデーズソース、食べてみたい。物語は、両親の行方について情報を持っている、つくも神の登場で幕切れ。この終わり方、上手いなぁ。続きがすぐに読みたくなるではないか。2014/08/20
Rin
16
【借本】変わらず、つくも神がたくさんでした。そして、骨董品を預かりものとして考え大切に扱う人々に、その考え方にほっこりさせられました。自分がいなくなっても、その物はずっと未来まで残っている。そうやって昔の時代を生きたヒトを思うのも良いかもしれませんね。巻末の骨董品の資料はとっても勉強になります。2014/12/28
さお
12
アンティークFUGAの2巻。風雅くんと紗那さん兄弟に、新たにもう一人が仲間入りするお話。善悪ってみんなが両方を持ってるんだよな、と改めて感じながら読了。2016/10/30