角川文庫<br> 高野聖 (改版)

個数:
電子版価格
¥481
  • 電書あり

角川文庫
高野聖 (改版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 16時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041008492
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



泉 鏡花[イズミ キョウカ]
著・文・その他

内容説明

飛騨から信州への道中、高野山の旅僧は危険な旧道を選んだ富山の薬売りを追うが、蛇や蛭に襲われ、やっとのことで山中の一軒家にたどり着く。一夜の宿を頼むと、その家の婦人は、汗を流せと僧を川に誘い自分も全裸になって妖艶な魅力でせまってきた。心乱れる僧であったが、実はその婦人にはある恐ろしい秘密があった…。耽美な魅力が際立つ表題作ほか「義血侠血」「夜行巡査」「外科室」「眉かくしの霊」を収録。

著者等紹介

泉鏡花[イズミキョウカ]
1873年金沢市生まれ。本名・鏡太郎。17歳で上京、尾崎紅葉のもとで小説を学ぶ。22歳のときに発表した「夜行巡査」「外科室」が“観念小説”と賞賛され、以降作家として活躍する。やがて浪漫的・神秘的作風に転じるが、明治・大正・昭和を通じ、独自の境地を切り拓いた。代表作は「高野聖」「歌行燈」など。1939年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

160
迷い家はおんなの箱庭、好きなだけ男をあつめましょ今日はだれと遊ぼうか、わらう口吻はぬらりと光る つめたくなっても紅を塗りたいおんなは美しさに固執して 谷川にひやりと清なる水浴びて、澄んだ声音がうたをうたうとき獣に変えられてももとの世にもどれなくとも、きっとしあわせだろうなどと白昼夢 蛭がひとを溶かしたディストピア、その先に光るしろいおんなの肌は天女のいろをしてた 囚われたい支配されたいただ崇めるだけの怠惰なる日々よこんにちは、わたしはそれでも人に戻ってしまいましたさようなら、2020/07/15

kaizen@名古屋de朝活読書会

138
読み始めて何度か挫折。NHK J文学で英語で紹介があり最後まで読んでみる気に。発見角川の指定も。集英社文庫、新潮文庫の解説も拝読。尾崎紅葉の弟子とのこと。時代背景の理解と、当時の文学の状況について無知であることに気がつく。前後の時代の作品を読んだら、また戻ってこよう。解説:村松定孝2013/10/08

青蓮

98
泉鏡花を初めて読んだのは高校生の時。卒業してからも幾つか読んでましたが今回久々に読んで改めて鏡花が描き出す彼岸の夢幻世界がとても美しく感じました。「義血俠血」は初めて読みましたが、まるで歌舞伎の演目のようで面白かったです。私が初めて鏡花文学に触れた「外科室」も懐かしく読みました。妖しく凄いような美人が登場する「高野聖」と「眉かくしの霊」は鏡花文学の真骨頂。鏡花の文章はすらすらとは読めないけれど、慣れるとこの文体がクセになること請け合い。耽美で此岸と彼岸の合間のような鏡花世界にずっと揺蕩っていたくなります。2019/09/02

aquamarine

94
鏡花の文は普段読みなれているものとは少し違うので、とにかく最初は戸惑った。だが少し読み進めるとこのリズムがとても心地よく、無駄のない美しい文章が紡ぎだす情景に虜になった。「義血侠血」の叫び出したいほどのやるせなさ、「外科室」のラスト一行を理解してじわじわと噛み締める余韻。「高野聖」「眉かくしの霊」この世とこの世ならざるものとの境界が艶やかな女性とともに表現される薄ら寒さ。耽美的美しさは内容だけでなくこの文章からも匂い立つのだろう。気づくと三度目の再読をしていた。鏡花の世界から戻れなくなったかと思った。2019/08/21

優希

86
耽美極まる作品でした。文語で書かれているが故に美しさが感じられるのでしょう。綺麗な言葉とリズム感の良さ。怖さと美しさの混同した世界観が好みです。幻想的な空気感に浸る感覚がいいですね。2019/08/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6801186
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。