出版社内容情報
王国史上初の女子医学生となったケイトは、必須科目の解剖実習で観察しか許されない。落ち込むが、首席のリオと共に、献体から「鍵」を見つけてしまい、軍の不正事件を捜査するイーノット少佐と再会することに!?
内容説明
王国史上初の女子医学生となったケイト。学内の冷たい仕打ちに耐えるものの、医師になるために必須の解剖実習でも観察しか許されない。怒りを抑え実習を手伝うケイトは、献体から見つかった「鍵」を、遺品として家族に読けたいと思いたつ。首席のリオと共に西部にわたった彼女は、金の瞳の英雄、イーノット少佐と再会を果たす。彼と部下達は、宝石をめぐる軍の不正事件を捜査中で!?絶好調・年の差ラブ&ミステリ、第3弾。
著者等紹介
文野あかね[フミノアカネ]
宮城県出身。第10回角川ビーンズ小説大賞読者賞受賞。『女神と棺の手帳』(受賞作改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
20
医学生と軍人さんの接点はどうしても事件がらみ、そこがいいんですが・・・リオも傍にいる強みで、女性への風当たりの強い大学で見事にケイトを支えてますよね!ケイトはリオの気持ちにまったく気づいてないけど(笑)。ケイトとイーノット少佐の想いはまだまだ発展途上だけど、引きの1行が気になります!2013/05/01
U
16
リオがすごい好きになった巻でした(笑)。身内には甘いというか誠実というか、ほんといい子だなー! 教授たちは変わり身早くて調子いいなあおい、と若干腹立たしいですが、学校内でケイトの風当たりが改善されたのは良かった……でも一発二発十発くらいは殴られてもいいと思う……。甘過ぎないティムが好きです。あとミラたちが読んでて嬉しくなるくらいかっこいい。少佐はもうでれでれだね! いいぞもっとやれ! ニヤニヤしていたら、最後にきた突然の真っ逆さまフラグにドッキリしました。えっどうなるんだ……2013/05/01
はなりん
15
最後の1行いる~!?気にはなるけど、逆に手に取るのをためらうような・・・。本編はというと、ケイトとイーノットの偶然でなければ会えない関係がもどかしい。全然近づいてないよねぇ。ケイトも鈍すぎるというか何というか・・・。女性の新キャラが出てきたので、今後もケイトの乙女心を育ててくれるといいなぁ。リオは当て馬としても友人としてもライバルとしてもいい仕事してます^^。2013/08/25
幸音
13
今回の事件は淡々とした展開のように感じて物足りない部分もあったけど、着飾られたケイトと少佐に抱き締められる挿絵に満足。恋にもおしゃれにも疎く無防備過ぎるケイトと、実は余裕のない少佐という図は萌えると言うより、微笑ましい感じ。大学で始まった実習に女性には厳しいとして参加させてもらえずハラハラしたけれど、リオやキャリアウーマンのミラに励まされて与えられた補助の仕事に一生懸命に取り組む姿が良かった。少しずつ教授や学生達に認められる過程と、リオの優しさが見所。引きの一文に驚いた。何が起こるのか、秋まで長いな。2013/04/30
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
12
「女神と柩の手帳」3巻♪お医者さんを目指すケイトに男女の壁が!よくみんな女には無理だとか言う人っていますよね。いろいろ理由をつけて諦めさせようとするのって差別ですよ。今までケイトはいつかわかってくれると思ってしまっていたんですね。けど、教えてくれる人がいて良かった♪やっぱり自分を磨けるのは自分だけなんです。2014/03/31