出版社内容情報
鳥羽 亮[トバ リョウ]
著・文・その他
内容説明
火事を知らせる半鐘が鳴り響く中、「百眼」と呼ばれる顔半分を覆う仮面を付けた盗賊が両替商を襲った。火盗改与力の雲井竜之介は、「赤猫」(放火)にもかかわらず延焼を避けていたことから、火事騒ぎに乗じた押し込みと睨む。間違いなく「百眼一味」の手口だった。しかし剛剣の遣い手に八丁堀同心が襲われ、公然と牙を剥く賊に町奉行所は戦意を喪失、竜之介ら火盗改と密偵たちが、一味へと迫る!書き下ろしシリーズ第4弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。90年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。近年は時代小説、剣豪小説の分野で活躍。2012年、第1回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
19
火盗改鬼与力シリーズはパターン化されて読みやすが、竜之介の縁談とかもう少し変化があってもいいのでは思う。2013/10/13
フク
15
kindle unlimited。シリーズ4作目。 火盗改の御頭である、横田の責め方は与力である竜之介と比べてさらに厳しい。バンバン石を積む。やってなくても吐くわ。2020/03/13
rakim
9
商家に押し入る盗賊を探索、捕縛し助っ人の使い手の浪人と対決する、という大筋のパターンは変わらずもう少し色がついて欲しいシリーズ。登場人物で唯一個性を感じるのが竜之介の母上だったりするのは・・・。2016/01/20
めにい
4
雑誌に連載されているのだろうか。同じような説明、紹介。同じような始まりと剣戟と展開と解決。そこが気楽で読みやすい長所でもあり、続けて読むと飽きてしまう短所でもある。飛ばし読みの所が多くてあっという間に終わってしまう。主人公たちに成長もないし・・・とはいえ、気楽に読めて安心なのでつい手に取ってしまうのよねえ。2016/01/23
まこ
2
火盗改めのライバルが犯人だけじゃなく、町方もそうなのだということがかなり前面に出てる今回。町方の人間が殺されまくっているのもあって、内通者がいるのではと後半まで疑ってかかってた。火盗改めの仕事が限られているとはいえ、「そろそろちょっと前まで世間を騒がせた盗賊団の残党と対決する話」じゃなく、別の事件や話も読んでみたい。2013/08/13