出版社内容情報
明治時代の東京に飛ばされた女子高生の芽衣は、文豪・森鴎外の婚約者として令嬢修行しつつ、現代に戻る方法を探す。だが、妖怪と話せる「魂依」の力を持つ芽衣は、元新選組の鬼警官・藤田五郎に追われてしまい――!?
内容説明
謎の奇術師によって明治時代の東亰に飛ばされた綾月芽衣は、文豪・森鴎外の屋敷で、彼の“婚約者”として居候&令嬢修業中。ワケあり舞台役者・川上音二郎、毒舌な少年戯曲家・泉鏡花と巡り会う。だが、芽衣は、元新選組の鬼警官・藤田五郎に「魂依」という不思議な力を持つ者と疑われ、追われることに。そんな時、元の時代に戻れる唯一のチャンスが迫って…!?華麗なる時代の男達と、その想い―。芽衣が選ぶ、物語の行方は。
著者等紹介
魚住ユキコ[ウオズミユキコ]
雑誌編集、ライターを経て、ライトノベルを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
9
後編で急に逆ハーっぽくなった。その上でこの手の作品にありがちななぁなぁエンドじゃなくて大変よろしい。2016/02/06
葵@晴読雨読
9
ゲーム版をプレイしてみたくなった(笑)2013/10/08
いわいわし
8
読了直後から他のエンドが気になって気になって仕方ありません、後編。『夜叉ケ池』は読んだことがあるので、勢いづいて超速で読んでしまいました。前巻ではツンツンしていた方々からも熱烈なアプローチを受けたりして、逆ハーレム具合が凄かったです。でも芽衣が良い子なので、多方面からモテモテでも嫌味な感じはしませんでした。全2巻にも関わらず多彩なキャラが登場することもあり、内容は少し薄めですね。チャーリーの意図が分からずじまいで、元のゲームが気になります。もしかしてそういう作戦? チャーリーとのエンドもあるのかな……2015/07/06
サランラップ
6
芽衣の葛藤や鴎外の心情が小説ではしっかりと描かれていて入り込みやすかったです。独占欲たまりませんね!鴎外と藤田のサーベルに手を掛けてるシーンがかっこよすぎる。強そうです。お部屋で二人きりの時に、鴎外が上着を脱ぐってくだりにはドキっとしちゃいました。笑)ダンスの練習シーンがほのぼのでお気に入りです。最後プロポーズしてもっとらぶらぶな二人を見たかったなぁ。めいこいはゲームも小説も、胸にぐっと切なくも甘いものがこみ上げてきてすごく感情移入してしまう作品だなと改めて思いました。スピンオフの小説出て欲しい!2014/10/18
紅羽
6
ハッピーエンド。芽衣が選んだのはやはり鴎外さんでしたか。ゲームをプレイしていないので、他の魅力的なキャラクターにどんな個別ストーリーがあるのか気になります。鏡花くんはやっぱり可愛いですね。前巻はツンツンな印象しかなかったのですが、今回はちょっぴり歩み寄れた感じですね。あんパンのエピソードが微笑ましかったです。2013/04/08