出版社内容情報
もう隠しきれない、咲夜の出生の秘密――待望のシリーズ最新刊!!咲夜の義兄アルベルトが、クラーンから純血の花嫁を娶れと迫られる。不安がる咲夜に「俺が帰るのは、いつでもお前のところだ」と約束し、アルベルトとカールは、エーアストの待つ城へと向かうが――!?
結城 光流[ユウキ ミツル]
著・文・その他
甘塩 コメコ[アマジオ コメコ]
イラスト
内容説明
昼と夜の狭間、黄昏の住人たち―モンスター。咲夜の義兄アルベルトは、純血のヴァンピーアとの結婚を血族から迫られる。同時に人間である咲夜も血族にふさわしくないとして、ヴァンピーアの牙を受けろと言われる。不安な咲夜にアルベルトは「俺が帰るのは、いつでもお前のところだけだ」と約束をし、子どもたちへの要求に激怒したカールとともに城に向かうが!?ベルンシュタイン家を巡る罠が動き始める…吸血鬼伝説第5弾。
著者等紹介
結城光流[ユウキミツル]
8月21日生まれ。2000年9月『篁破幻草子―あだし野に眠るもの』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蝶よ花You
37
怒涛の展開を見せる第五巻。この巻で何度「もしかして…」と様々な想像を巡らせた事か。なんだかあと少しで全ての事が繋がりそうなのに、繋げるにはまだ要素が足りないという状況で、ネタの出し加減がとても巧い作者さんなのだったΣ(・ω・ノ)ノと再度思い知らされました(笑)。しかも、あの佳境で中座しての番外編を入れてくるあたり、作者さんは読者転がしが好きに違いない❢(笑)。しかし、番外編も今まで語られる事のなかったあの話で、こちらも大満足。総じて、結局いつも通り大満足な一冊なのでした。2015/08/12
ダージリン
12
こっちのシリーズも急転直下のシリアス突入でした!カールパパの無事を祈ります。咲夜の出生の秘密がちらり・・・次巻に持ち越しですね。マクシミリアンがちょっと不憫(笑)。要主人公の短編は割と好き。2013/02/23
べべっち
7
早く続き読まなきゃ(^^;番外編で泣いた…2016/02/06
シュウ
4
もしかしたら、咲夜の秘密って…。要とリキの短編は泣いてしまった。2018/05/06
鶯@芒羊會
3
次が出るまで待ってから読めばよかった。咲夜の出生の秘密はまだ片鱗だけの模様。今までの出来事が一気につながりだしたような加速感。とにかく続きが早く読みたい。どうか無事でカール。 短編は初読。要の視点での語りが面白いのは、1巻から変わらないなと思った。必死に要を助けようとしたリキことレオナールが印象的。読後感も何もかも彼に掻っ攫われた感すらある。2013/03/14