出版社内容情報
快楽の海に堕ちてゆく――。
佐内功児、三十四歳。魂を取り戻すような恋は、若い家庭教師の肉体によってもたらされた。昼は清純、夜は淫らな彼女とともに、功児は快楽の海に堕ちてゆく。『君がやめてとねだるまで』と対をなす究極エロス作品。
内容説明
佐内功児、33歳。夜の街での生活に疲れ、地方都市に住む兄・啓一のもとを訪ねた功児を待っていたのは、若き家庭教師・梨乃の肉体だった。昼は清純、夜は淫らな顔を見せる梨乃に功児は魂を奪われ、彼女を東京に連れて行くと約束する。一方、啓一の妻は浮気を繰り返しており、兄はそのせいで揉め事に巻き込まれていた。功児はトラブルを解決するふりをして大金をかすめとる計画を立てるが…オリジナル官能シリーズ第2弾。
著者等紹介
草凪優[クサナギユウ]
1967年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。2004年『ふしだら天使』で官能作家としてデビュー。05年『桃色リクルートガール』で官能文庫大賞、10年『どうしようもない恋の唄』で「この官能文庫がすごい!」大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
61
シーリーズ2作目。前作の主人公・啓一の弟で居候の功児が主人公。前作の裏で功児が繰り広げていた出来事が綴られた物語で、女たらしの技巧を駆使していくのだが、やはり出入りの家庭教師・梨乃に翻弄され、兄同様に滅びへと向かっていく。前作との絡みは非常に面白かったものの、結末は多分そうなるだろうなと予想できるものでした。そしてラストで姿を消した息子・朋貴が次作の主人公ということで、早速手にしたいと思います。2021/04/17
future4227
18
シリーズの2作目。1作目の続きというより、前作は兄、今回は弟と同じストーリーをそれぞれの視点から描いている。大筋は同じ話なのに新たな事実が次々と出てくるので飽きない。そして性描写もアブノーマル度が更に増していく。とても真似できない。2016/02/05
ちくわ
4
終わり方が!次へGO2014/01/12
村祭り
3
展開が次々と裏切られ、まるで、ミステリー小説を読んでいるようだった。ちょっと、伊坂幸太郎を感じた。官能部分は、石田衣良や、村山由佳の世界のようだった。 次も楽しみ。2012/09/03
Kami
2
一部の裏側でこんな事になっていたのか。最後はやはり梨乃の方が功二よりも上手だった。2022/09/20