角川文庫<br> 続・氷点〈下〉 (改版)

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角川文庫
続・氷点〈下〉 (改版)

  • 三浦 綾子【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041003855
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



三浦 綾子[ミウラ アヤコ]
著・文・その他

内容説明

心晴れぬまま大学生となった陽子は、ある日キャンパスで実母・恵子の次男・達哉と出会う。達哉は異父姉と知らぬまま、以後、陽子に直情的に近づいてくる。それをきっかけに、陽子を中心とした複雑な人間関係が白日のもとにさらされ、それぞれの罪と秘密が明らかになっていく。そして陽子が恵子と顔を合わせる日がやってくる―。人間の愛と罪と赦しをテーマに繰り広げられた壮大なストーリー、いよいよ感動の結末。

著者等紹介

三浦綾子[ミウラアヤコ]
1922年、北海道旭川市生まれ。旭川市立高女卒。59年、三浦光世と結婚。64年、朝日新聞社の懸賞小説に『氷点』が入選、国民的ベストセラーとなる。99年、77歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゴンゾウ@新潮部

116
「罪は、たとえ人間の命をもってしても、根本的につぐない得ないもの。確かに罪とは、ゆるされる以外にどうしようもないものかもしれない。」 罪を犯したことがない人間なんてひとりもいない。生を受け産まれくることこそ罪なのかも知れない。だからこそ大切に生きなければならない。2017/01/29

ナマアタタカイカタタタキキ

110
自ら復讐すな。復讐するは我にあり、我これを報いん。真に裁き得る者だけが、真に赦し得る──『赦し』のためにここまでページが割かれてきたが、テーマだけが一人歩きすることはなく、小説という形式の中へと入念に練り込まれていて見事だった。特に最後の流氷のシーンは、思索的な言葉でそれについて語るよりもずっと鮮明に、読者の心に焼き付くのではないだろうか。それでも、愛とは感情ではなく意志だ、という啓造の言葉の真価には、自分自身の足で辿り着かねば触れられないことは確かだ。その旅路はこの物語よりも遥かに長い道程となるだろう。2021/05/09

のり

107
陽子の潔癖さが、次第に己を苦しめる。産みの親と育ての親。二つの家庭を思い遣り、誰にも本音を語れず…ストレス溜まるだろうなぁ~。異性への想いも揺れ動く。生きるという事は、生易しくはないが、陽子のおかれた立場は苦難過ぎる。結局最後まで夏枝には呆れた。人には冷酷で、余計な事まで口にする。しかも色好みで嫉妬深い。旦那の忍耐力に拍手。(^o^)ラストはようやく光が射し、力んで読んでいたため、未来が開けそうでホッとした。結婚相手は読者の想像任せなのかな?勝手に自己判断しましたけど…2017/04/12

優希

96
大学に進学した陽子が異父弟・達哉と出会うことで複雑な人間関係が白昼にさらされていくようでした。その様子はまさに昼ドラを連想させます。それでいながら色濃い宗教色。キリスト教という背景が物語を人間の愛と赦しというテーマへと結びつけているのだと思います。陽子の目の当たりにした燃える流水の奇跡がイエス・キリストの流された血の象徴であり、それを感じ取れたからこそ救いを得ることができたのでしょう。浮き彫りになった「原罪」を赦せるかをテーマに、読み切らせてくれました。愛と罪と赦しの物語に胸を打たれるばかりです。2015/08/05

たいぱぱ

80
「相手より自分を正しいとする時、果たして人間はあたたかな思いやりを持てるものでろうか。自分を正しいと思うことによって、いつしか人を見下げる冷たさが、心の中に育ってきたのではないだろうか。」陽子の自省するこの思いは、自分の痛点をも突かれてる気がして呻いてしまった。僕だけでなく全ての人類はこの「原罪」ともいえる思いを持っており、戦争など数多くの悲劇をもたらしてきたんだと思う。登場人物たちを通して自分の「罪」と「赦し」を問いかけられてる気がした『氷点』だが、読み終わり時が経っても考え続けてしまうだろう。2022/12/07

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