出版社内容情報
草凪 優[クサナギ ユウ]
著・文・その他
内容説明
佐内啓一、46歳。最近は妻・貴子の浮気現場を盗聴しながら自慰にふける日々を過ごしている。後ろ向きな快楽に身をゆだねていた啓一の前に、若くて魅力的な家庭教師・梨乃が現れる。引きこもりの息子に勉強を教える彼女は明るく清楚で、啓一は恋に落ちてゆく。そんなある日、弟の功児が啓一を頼って家に転がり込んでくる。功児は、貴子の不倫をめぐるトラブルを解決してやると言うのだが…。オリジナル官能シリーズ第1弾。
著者等紹介
草凪優[クサナギユウ]
1967年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。2004年『ふしだら天使』で官能作家としてデビュー。05年『桃色リクルートガール』で官能文庫大賞、10年『どうしようもない恋の唄』で「この官能文庫がすごい!」大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
68
一流企業に勤務していて地方勤務を命じられた啓一。夫の転勤に伴って地方移住しながらも、不満を募らせ不倫に走る妻の貴子。大学受験に失敗してひきこもる息子の朋貴。そしてそんな息子のひきこもりを解消すべく現れた若き麗しい家庭教師の梨乃。そこで父親と家庭教師が不倫関係に落ちていく中で、題名の「君」を見誤っていたと思わされ、終盤の頁をめくるスピードを速めさせられた一冊です。楽しかったので次作に手を伸ばします。2021/04/10
future4227
19
とりあえず本のタイトルがいい。思わずタイトル買い。内容は・・・んーかなり変態の領域。でも、ストーリーはともかく、作者の表現力、描写力は物凄い。よくこんな表現が思いつくなぁと、妙なところに感心してしまい、官能小説なのに極めて冷静に読んでしまった。三部作らしいので、一応続きも読んでみるけど。2016/01/31
ちくわ
5
ドラマ性が強くておっさんには今一つ、でも続きが気になる。2014/01/03
さしちゃん
4
いや、あの、最後のページで、ええぇぇ!!ですよ。本当に声出たよ。そんじょそこらの、「驚愕!」とか帯に書いてある本よりよっぽど驚愕した。怪しげな弟大丈夫かなとか、ミニスカートの家庭教師大丈夫かなとか、いろんな心配したけど、一番心配しなきゃいけなかったの他でもないお父さんだった。最後とかもう、本当にええぇ?どうしたの?全然気がおさまらない。笑2019/01/30
まりこママ
4
官能小説?確かに描写は多かったけれど、46歳主人公が、読めば読むほど哀れな感じで、哀愁ただようオヤジという印象。最後まで救いようがない状態。2012/10/24
-
- 和書
- #クボメイク