出版社内容情報
生か、死か――!? 宿命の対決が今、始まる!! 完結直前巻!
共工が蘇ったとの報せを受け城へ急ぐ晄。何とか共工に深手を負わすが、鳴蛇の反逆で国は日照りの危機に晒される。非常事態に直面した化蛇の王・汪李は宿敵である鳴蛇王・士烈との決着に立ち上がるが――!?
内容説明
ついに共工が目覚めた―。中国古代・殷の時代。炎招戈の使い手である少年・晄は宿敵共工との和解に臨むが、叶うことなく、ついに全面対決となってしまう。共工に従う鳴蛇達の攻撃で、激しい日照りに晒された国民を救うべく立ち上がる晄。彼を支えるため、汪李は鳴蛇王・士烈との決着を決意する。しかし、死闘の末に汪李が直面したのは究極の決断で―!?物語はクライマックスへ!大人気シリーズ完結直前第9弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
10
またまた積んでおりましたが、最後まで見届けねば!切迫したなか、チャウの可愛らしさに癒されます。でも、汪李が~!2015/02/05
シュウ
8
汪李と士烈の戦いは痛々しい。遂に最終決戦。それぞれが譲れないものを胸に抱えて対峙する。2019/04/01
あき☆ブラック・ベア
5
分かってきた!ティーン向け小説は大人になる過程の青さを持った世代に向けた小説なわけだ!今更分かりきったことを再確認したわけだけど。だからこそその青くてブレた矛盾ばかりの正義感と現実的じゃない大風呂敷を広げまくった行動にもやもやするんだ…。これは(大人になって)今まで読んできた少数のティーン向け小説みんなに言えることなんだけど、発言や行動に現実が追いついてない主人公が中心にいるのがこの種の小説なわけだ。そこに気づけた意味でこの小説にはいろいろ教えてもらった。そしてその言動や行動が実力に伴わない主人公が→2023/06/26
紅羽
5
次が最終巻なので、展開も次から次へとテンポアップ。不安要素は多いですが、きっと大団円が待っていると信じます。2014/02/05
みとん
3
次巻で最終巻。次は来月なんて、作者は頑張りますね~。それにしても、今回のメインが汪李と士烈の対決だったとはいえ、晄の暗闇で1人で数十日体験があんまりあっさりすぎる・・・。あんまり追い詰められてはならないからって、描写が省かれすぎて最初"数日"かと思った(笑)そして、「四凶」の"窮奇"と"饕餮"が、「少年陰陽師の!」とか「十二国記の泰麒の!」とかテンション上がりました。とりあえず、来月の最終巻を読んだ後には、一気に再読をしちゃいたいと思ってます。人物とかがごちゃごちゃしてしまって・・・もったいないんだよね。2012/06/11